スノーピークの新作角形バーナーはOD缶直結なのに専用鉄板を使えるってスゴイ!

■角型クッカーやホットサンドメーカーと相性よし

点火すると、青い炎が幅広のリボンのように立ち上がります。

▲出力2500kcal/h

円錐形に立ち上がる炎よりも広く、鍋全体に素早く熱が届きそう。

▲φ120mmのアルミクッカー

対応する鍋はφ230mm以下、容量4L以下。ダッチオーブンは使用できません。
φ120mmの丸い鍋に直線的な炎はどうなんだろうと思いましたがこのサイズだとしっかりカバーしてくれます。

▲メスティン

スノーピークが「ワッパークッカー」や「トラメジーノ」のような幅のある調理器具でも効率よく熱を伝えるように設計した、というだけあり長方形のクッカーとはこれ以上無いくらい相性良し。

他社製だと写真のメスティン、飯盒、ホットサンドメーカーが該当します。

 

■専用鉄板で手軽にステーキを焼いてみた

「ギガパワーストーブ レクタ」のもうひとつのウリが、オプションに専用鉄板「ギガパワーストーブ レクタ グリドル」(6820円)があること。

通常、燃料缶に直結するシングルバーナーに鉄板を載せると、輻射熱で燃料缶が熱せられて危険だと言われています。

アルミのフライパンもいいけれど、じっくり熱を蓄える厚手の鉄板のほうが肉をおいしく焼けるのはご存じの通り。仕方がないので鉄板対応のガソリンツーバーナーや炭の準備をするのですが、火をつけるまでにまあまあ手がかかります。

一方、「ギガパワーストーブ レクタ」は点火が簡単ですぐに調理スタート。この差は大きい!

▲202×152×H15mm、ハンドル148×29×H10mm。重量1.3kg

ガスバーナーの手軽さと鉄板のポテンシャル、どちらもあきらめずにすむって最高。
蓄熱性の高い鋳鉄製だから、弱火でじっくり加熱するとふっくら焼き上がります。波形が生み出す香ばしい焼き目がついて見た目もイイ感じ。

ハンドルを取り付けるスリット2か所が低くなっていて、余分な脂がたまるのも大人キャンパー向きです。

▲「ギガパワーストーブ レクタ」のゴトクが入り込むくぼみ付き

鉄板がどちら側にも滑り落ちないよう刻みをつけているのはさすが専用設計。

なお、専用鉄板を使えるからといって、似たサイズの鉄板やダッチオーブンが使えるわけではありません。

独創的なH型バーナーヘッドで幅広く熱を伝える「ギガパワーストーブ レクタ」。組み立てのメカっぽいギミック、鉄板を使える拡張性などたまらず触手が伸びちゃうプロダクトです。

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<取材・文/大森弘恵 撮影協力/スノーピーク>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。X

 

 

 

 

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