■Proモデルのカメラの優位性は望遠だけにあらず
両モデルの最大の違いはカメラ。無印モデルは広角(48メガピクセル/F値1.6)+超広角(12メガピクセル/F値2.2)のデュアルカメラを搭載。一方、Proモデルは、広角(48メガピクセル/F値1.78)+超広角(48メガピクセル/F値2.2)+5倍望遠(12メガピクセル/F値2.8)のトリプルカメラを搭載しています。
どちらも1倍で撮影する際は4つの画素をひとつの大きな画素として使って明るく撮影できる仕組み。2倍では画素は結合されず、48メガピクセルのうちの12メガピクセルが切り出されて光学2倍ズーム相当の画質で撮影できます。なお、Proモデルには「Fusionカメラ」という機能があり、「1×(24mm)」をタップすると、「1.2×(28mm)」「1.5×(35mm)」に切り替えることもできます。
両モデルで同じ被写体を撮ってみたが、画質には大きな差は認められなかった。というか、どちらもデフォルトで非常にきれいに写りました。
無印モデルはデジタルズームで最大10倍まで撮影可能。Proモデルは光学5倍ズームで撮影でき、デジタルズームを組み合わせて最大25倍で撮影できます。撮影できる画角の選択肢はProモデルがグンと広がります。
また、Proモデルには「ProRAW」という形式で撮影できる機能を搭載。撮影したデータが圧縮されずに、そのまま保存される仕組みで、あとから画質を落とさずに編集したい人には有利。ただし、ProRAMデータは、通常撮影の画像データよりも10倍も20倍も重くなることがあるので、多くの人にとっては不要な機能とも言えます。
Proモデルは動画も「Apple ProRes」というモードで撮影できます。画質の面では有利ですが、データサイズが非常に大きくなるので、こちらも注意が必要です。