【理由4】ジェスチャー操作が便利で楽しい
Series 9から搭載されたダブルタップのジェスチャー操作はSeries 10にも引き継がれています。筆者が使っているSeries 6は対応していないので、Series 10で初めてしっかり使ってみることができました。
ジェスチャーはシンプル。Apple Watchを装着している手の親指と人差し指を軽くつまむようにトントンと2回合わせるだけ。電話を着信した際に素早く応答でき、電話を切るときもトントンでOK。愛犬の散歩中など、片手しか使えない状況で重宝しました。
通常時にトントンすると、画面に「スマートタック」というウィジェットが現れ、続けてトントンすると画面がスクロール。天気やエクササイズ記録などを素早く確認できる趣向です。音楽再生やタイマーの一時停止・再開もでき、カメラをリモート操作する際のシャッターとしても使えます。思っていた以上に用途が多く、Series 10からの新機能ではないものの、購入の決め手となりました。
【理由5】ヘルスケア機能がさらに充実
Series 6は初めて「血中酸素ウェルネス」アプリが搭載され、発売後のアップデートで「心電図」アプリも利用可能になりました。ヘルスケア機能が大きく進化したことが購入動機になったと記憶しています。
Series 10は、睡眠時の呼吸を計測し、「睡眠時無呼吸」の兆候が検出された場合に通知される機能が追加されています。通知が有効になるには1カ月ほど使い続けて、そのうち数日間は就寝時にも装着している必要があるそうです。
筆者は、現時点では睡眠時無呼吸の心配はないのですが、病気の早期発見につながる機能が増えてことは評価したいですよね。
【理由6】ビーチで役立つ新機能が登場
Apple Watch Series 2以降は、水深50メートルまでの耐水性能(5ATM)を備えています。それはSeries 6もSeries 10も同じなのですが、Series 10には新たに「水深計」アプリが搭載され、水深6メートルまでを計測できるようになりました。海で泳ぐときやシュノーケリングなどで活用できそうです。
また、watchOS 11の新機能として「潮位」アプリも追加されました。近所のビーチの潮位、日の出・日の入りなどを調べることができ、海外のサーフスポットの情報をチェックすることもできます。
筆者は海の近くに住んでいますが、来年の夏にはSeries 10が大活躍するのではないかと期待しています。
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ちなみに、7つめの理由として、ディスプレイの輝度が最大2000ニトになったことも挙げようかと思ったのですが、Series 6の画面も十分明るく、見づらいと思うことはないので、それは外しました。
なお、Apple Watchは世代が変わっても、バンドを使い続けられることもメリット。Series 6を使っている間に2本のバンドを購入しましたが、新しいSeries 10でも、ときどき付け替えて使おうと思っています。
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
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