高さ約14cm! 魚匠屋 神田本店の「たっぷりの海鮮みぞれ丼」は一杯で2度美味しいデカ盛りだった!

■こんも~り山盛り高さ約14cm! 「たっぷりの海鮮みぞれ丼」約687g

▲「たっぷりの海鮮みぞれ丼」(1500円)。味噌汁、黄身、お新香付き。ランチ限定メニュー

待つこと数分。目の前にやってきたのは、こんもりとたくさんの魚のぶつ切りが盛られた海鮮丼。早速計測してみましょう。

直径12cmの丼に高さ約14cm、重さは687g。味噌汁が136gで黄身が19g、お新香7gなので、トータル849g(全て器の重さを除く)。ご飯を大盛りにしてもらったので、普通の「たっぷりの海鮮みぞれ丼」より若干多めになっています。もちろん、ご飯大盛りも追加料金なし。ありがたい!

具材を見ると、イクラ、そしてマグロ。しかし白身の魚は何? この感じはもしやブリ? 一体何が入っているの?

▲器の重さを除くと丼単品では687g。これだけ具材が乗っていると、おかわりのしがいもありますね

「今日は、マグロとブリを中心にマカジキ、シイラ、ヘダイ、カラスガレイが入っています」と話すのはオーナーの小出さん。ということは、イクラも入れて6種の魚介が乗っているということに。

「うちの海鮮みぞれ丼は、その日に届いた魚を使うので、日によって魚の種類が変わるんです。魚は主に、高知と静岡の伊東・焼津から届くのですが、何が届くのかは漁師さんにお任せなので、珍しい魚も結構入ってきたりしますね」

▲高さは約14cm。実際に見るとドーンとした印象!

「海鮮みぞれ丼は、その日届いた魚4〜5種にネギトロを入れて作っています。僕が魚大好きで、いろんな魚を食べたくて。丼にしたらたくさん食べられるな、と思って作ったのがきっかけです」

魚屋さんやスーパーでシイラとかヘダイって買ったことない。自分で釣らない人にとってはこの丼、レアな魚が食べられるってこと?

▲新鮮で身がしっかりしてる! ザクザク切って山盛りに!

「その日届く魚の中には未利用魚も入ってきます。未利用魚って、サイズや小骨の多さなどさまざまな理由で市場に乗らないものを指すんですけど、実は美味しいものもかなり多いんですよ」

なるほど。メジャーな魚ばかりじゃないから、楽しみもあるし、良心的な価格にできる、ということですね。しかし、なぜ大盛りになっていったんでしょう。

「20代の若いお客様が結構食べにきてくださるのですが、普通サイズだとみんなぺろっと食べちゃう。もっと大盛りにしてほしい、というリクエストが多かったんですよ。2年くらい前に、海鮮みぞれ丼と同じくらいボリュームのあるネギトロ丼を一緒に注文したお客様がいて、これはもっと大きくしなくてはと。そこでダブル丼、トリプル丼もメニューに追加しました」

若い人にお腹いっぱいになってほしい、という思いから生まれたデカ盛りなんですね。いい話だ〜。

▲魚を少し残し、出汁をかけて最後は出汁茶漬けで締める!

「あ、最後まで食べ切らないでくださいね。うちの締めも味わってほしいですから」。ん?締めって?「うちはご飯とカツオ・昆布で作る一番出汁が無料サービスなんです。セルフコーナーにあるので、ご飯を追加して出汁をかけて食べてください! あったかいご飯にかけたほうが断然美味しいので、残ったご飯よりおかわりをよそってほしいですね」

▲じんわりとやさしい出汁。お腹いっぱいでも余裕で完食!

それなら〜、と魚を少し残し、ご飯を足して出汁をかけることに。出汁の湯気とともに、一気に香りが広がります。結構お腹がいっぱいでも、出汁茶漬けにすることで、スルスルと入っていく。確かにこれを食べないのはもったいない!

▲バランスよく盛り付けるのは結構大変そう! つなぎとしてネギトロの存在はかなり大事なのかも

大体ご飯100gと出汁100gくらいを追加したのでトータル1kg超え。ただ、そこまでドスッと食べた〜、という感じではなく、気がついたら完食していました。そこまで大食いではない人は、最初のご飯を少なめ(約230g)または極小(約150g)で頼むと良いでしょう。

夜は日本全国のさまざまな日本酒を楽しめるそうなので、ランチとはまた違った楽しみ方ができるようです!

 

「魚匠屋 神田本店」
住所:東京都千代田区神田鍛冶町3-3 ニュー神田ビルB1F
TEL:03-5577-5749
営業時間:11:30〜14:00、17:00~23:00
定休日:土・日・祝

 

 

>> 【連載】“デカ盛り”発見伝!

<取材・文/いしざわりかこ 撮影/小嶋 裕>

 

【関連記事】

◆長持ちは当たり前!? 旨さを追求した保存食の新常識!【日常に防災を意識する「ニチボ」のススメ】
◆横浜中華街の「地元の人」はどこで食事をしているのか。“地元の人”に聞いたオススメの店3選!
◆韓国のド定番袋麺「三養ラーメン」 日本の食品メーカーから継承した知見をさらに飛躍させた味わいだった【アジア袋麺レシピ】

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする