極薄ラチェット装備のカラビナ付きバーツール、NITEIZE「Doohickey Ratchet Key Tool」

▲先端部はプライバー兼カートンカッター

ツール先端は幅広のマイナスドライバーとしても使えるプライバーになっていて、ペンキ缶などをこじ開ける時に使えます。バーツールは基本的にプライバーが主たるツールになります。また、この先端部の片方は角度が鋭利になっており、段ボールの開梱時にカッター代わりに使うこともできます。ツール本体が斜めに切られているので対象に対して深く挿せるデザインが特徴的です。

▲クラフトビールには必須!ボトルオープナー

カラビナ付近には栓抜きが付いています。把持部の全長は約80mmと充分な長さがあり、握りやすく力をかけやすい。オリジナルのDoohickeyよりもボディが長く実用的ですね。

▲オープンレンチ

5/16と1/4インチ、ビットの収まっているスペースに5mmと5.5mmのオープンレンチを装備。ボルトの開け閉めに使えます。あまり使わないかもしれませんが、露出しているボルトであれば長さのある本体を利用して開け閉めが楽に行えると思います。

▲ルーラー(定規)

表面に2インチ、裏面に60mmの定規が刻まれています。全長が長い分、測れる長さも増えます。mmも便利ですが、あまり馴染みのないインチのものを測る時に2インチがあると便利ですね。

*  *  *

このマルチツールは、コンパクトなプライバー形状にラチェットドライバーを搭載した独特のデザインが特徴です。正直、ラチェットの性能に関しては過大に期待できるものではありませんが、使ってみると狭い箇所では便利です。

この手のツールはビットの収納の仕方が難しいところ。ゴム製ホルダーを採用した点は及第点かなと思います。全長のリーチを利用したルーラーやレンチ、こじ開けツールなど多機能を備えており、バーツールの利点を上手く利用しています。

持ち運びに便利なカラビナクリップが付いているため、いつでもどこでも手軽に携帯できるのも魅力です。日常の修理からアウトドアまで、幅広く対応できる頼れるキーホルダーとしてはおススメのアイテムです。

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>> [連載]男前マルチツールの世界

<取材・文/GOL

GOL|現在、東京近郊の山村と都会で二拠点生活をしています。ライター業がメインですが、地方の魅力発信にも力を入れています。実地でのレビューがしやすい環境を活かしてアイテムを紹介していきます。

 

 

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