■5人前1857gのど迫力！ 「ナポリタン おたんと盛」
▲「ナポリタン おたんと盛」（1650円）。王道な昭和のナポリタン感たっぷり！
まずは計測。直径30.5cmの大皿に高さ約10cm、重さは1857g（器の重さを除く）。ブッフェとかバイキングで置いてあるサイズです。1人で食べ切る、じゃなく、みんなでシェアももちろんOK。でも、もし1人で来たお客さんが頼んでいたら、注目浴びるだろうなぁ。
中に入っている具は、ソーセージ、タマネギ、ピーマン。オレンジに浮かぶ緑が鮮やかです。
▲重量は1857g。平に見えますが高さも約10cmあり、凄いボリューム
計測を終えたら早速一口！ これはケチャップ感のある、昭和の王道ナポリタンだ！ 初めて食べに来たのに、もぉ一口目から懐かしい美味しさを感じます。フォークではなく箸で食べたので、なおさら休日の昼に母親が作ってくれたナポリタン、という感じ。癒やされる〜。塩気がしっかり利いているので、酒のつまみとしても十分イケる。確かに、大人数でもりもり食べたい！
「うちのはザ・昭和のベタなナポリタンです」と話すのはオーナーの宮森さん。「乾麺で約500g。茹でて増えるのと、具やソースなどがプラスされて約2kgになりますね」
▲フライパンで一気に炒めて作る。ウスターソースとドレッシングが隠し味に
そもそも、この「おたんと盛」が生まれたきっかけは？
「最初の頃は安いお店だから学生さんが多かったんです。ある日、唐揚げを3回お代わりしてくれた人がいて、サービスしたくなって。そこから大盛りを出すようになったんですよ」。なるほど、腹ペコ学生さんへの愛なんですね。
「なので、普通盛だと唐揚げは5個なんですが、おたんと盛だと25個になります」
それはまさにデカ盛り！ ちなみに、ナポリタンのおたんと盛、おすすめの食べ方はありますか？
「うちのナポリタンは、キムチが合うんですよ。キムチを追加注文していただいて、一緒に食べるのがおすすめですね」
ナポリタンにキムチ！ やったことないけど、辛さと酸味が食欲をアップさせるのかも？ ちなみに粉チーズは最初にかかっている分のみ。もっとほしい場合は追加トッピング（＋200円）。タバスコは追加料金なし。
▲完成したら一気に大皿へ。ボリュームがボリュームなだけに、盛り付けるのにも一苦労しそう
ちなみに、スパゲティの「おたんと盛」は、ナポリタン以外にミートソースやカルボナーラ（各2310円）なども。他にも「もりもりキクラゲ」「タン1本分の豚タンネギ塩炒め」など、想像するだけで、これ、でかいぞ、というメニューが並びます。
そして、「おたんと盛ランキング」以外にも“その他お料理のおたんと盛はご相談ください”と書かれているのを発見。ということは、ほぼ全メニューで注文可能なのかも!? この店のデカ盛り愛が凄い！
どこか昭和を感じる懐かしい美味しさのナポリタンに、中ジョッキサイズで1杯165円のビール。腹ぺこな学生ではなくとも、何度も通っていろんなおたんと盛に挑戦したくなる居酒屋「遊食遊呑 おたんとさん。」。
これからの寒い季節には、塩麹のチキンステーキやおでんがおすすめとのことなので、また近いうちに食べに来たいと思います！
「遊食遊呑 おたんとさん。」
住所：東京都新宿区歌舞伎町2-45-13 フソウビル
TEL：080-8887-4413
営業時間：11:30〜15:30、16:00～23:30、金・土・祝前日〜29:00、日・月16:00〜23:30
定休日：なし
＜取材・文／いしざわりかこ 撮影／小嶋 裕＞
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