頑丈で切れ味バツグン!草刈りからアウトドアまで幅広く使えるオルファ「フックカッターL型」

▲軽さとコンパクトさが秀逸

重さはわずか46g。刃収納時の長さは12cm、刃を全開にしても最大17cmと軽量コンパクト。携帯性は一般的なカッターよりも短く優れています。

▲引っ掛けて切るのに最適なデザイン

フックの形状をした刃は、何かを引っ掛けて切るのに最適です。本来の使い方であれば、梱包の結束バンドや紐を切りますが、田舎暮らしでは難敵のツル葉植物の除去に使えます。鎌よりも切れ味が良く、何より安全なのが魅力です。

▲優れたリアホール

ハンドルの後方に直径15mmの大きな穴が空いています。この穴に紐や自動巻き取り機能のあるリールホルダーなどを付けることで、紛失を防げます。この穴に脱落防止の措置を施せば、切った後にポケットに収めず、すぐに次の作業に移れます。効率を重視するなら、リールホルダーを付けると良いでしょう。軽いので、鍵用のリールホルダーが十分使えます。

▲狩猟の解体ナイフとしてもおススメ

フック型の刃は、狩猟でも活躍します。獲物を解体する際、体の正中や四肢頸部から切る方法があります。その際に、肉や内臓を切ることなく、皮だけを切り開くことが重要です。ガットナイフと呼ばれる、硬い皮や腱などを切り裂くための狩猟用の刃物がありますが、その代用として十分な性能を持ちます。熊や鹿を解体したことのある人なら分かると思いますが、一本のナイフで全部やろうとすると、後半は切れ味がかなり悪くなります。固い獣の皮や腱を切るのに、この形状と切れ味が役立ちます。

▲メンテナンスも楽

刃の出し入れは、一般的なカッター同様、スクリュー式の固定具を使用します。スクリューを緩めて外せば、簡単に刃を取り出せます。錆びやすい鋼材を使用しているので、使用後はバラして清掃し、軽く油を塗布してください。

刃が切れなくなっても、替え刃も安いので安心。替え刃の型番は「XB107」(参考価格 297円)です。オンラインでは入手しやすいですが、現物はホームセンターなどにはあまりありません。本体と替え刃を一緒に購入しても1000円前後とコスパに優れているので、是非一緒に購入することをおすすめします。軽い、小さい、切れる、安い! 四拍子揃ったカッターです。

刃物はロマンと思う人には邪道と思われるかもしれませんが、カッターは実に切れ味の良い刃物です。使うシーンに合わせて使い分けた方が、作業効率もクオリティも良くなると思います。アウトドア好き、DIY好き、そして狩猟に興味がある方にもぜひおすすめしたいアイテムです。

>> OLFA

>> [連載]グッとくる農具

<取材・文/GOL

GOL|現在、東京近郊の山村と都会で二拠点生活をしています。ライター業がメインですが、地方の魅力発信にも力を入れています。実地でのレビューがしやすい環境を活かしてアイテムを紹介していきます。

 

 

【関連記事】

◆45年間販売されたオルファのロングセラーカッター「300型」が10年の時を経て復活!
◆切りにくいダンボールや牛乳パックの角は「L字ガイド付きカッター」でキレイにカット!
◆これぞ男前な文房具!渋さ抜群のマルチなカッターナイフ、GERBER「Prybrid Utility」

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする