1本1900円!? ワークマンのパンツが安いうえにおしゃれとか最早全色集めちゃうわ!

■全4色すべて揃えたいほどのクオリティ!

▲カラーは全4色。左からHブラウン、Hブラック、Hテラコッタ、Hグリーン

こちらのワークマンの「ベロアトラックストレートパンツ」は全4色のカラバリがスタンバイ。ブラウン×イエロー、ブラック×グリーン、テラコッタ×グリーン、グリーン×パープルとなっていますが、そのどれもがしゃれた配色。どれを選ぶか迷うな、と思ったのですが、そもそも1本1900円という破格なので全色買ってしまいました。それでも7600円。うーん、安い。

▲ベロアならではの起毛感

さて、パッと見のデザインが良いことはわかっているため、次にディテールを見ていきましょう。表地はベロア素材を使用しているため、ならではな高級感と言いますかほんのり落ち着いた表情。もし、これが普通のジャージ素材だったら、もっと安っぽく見えたり、スポーツ感が強すぎたりしたと思います。ベロアというのが全体の洒落感をキープしているポイントなんですね。

▲や、柔らけぇ~

そして触り心地。こちらはオフィシャルで“なめらかタッチ”と謳っていますが、まさになめらかで柔らかく、ベロアということもあり秋冬らしい季節感を醸し出しています。パンツなのでもちろん穿くためにあるのですが、つい穿く前に表面をナデナデしてしまうくらい肌当たりが良いです。

▲両足のセンターにプリーツが

そしてセンターに入ったプリーツがシルエットをキレイに保つとともに、デザインのアクセントになっています。ジャージ(トラックパンツ)はスポーティなアイテムのため、ワンパク感と言いますかキッズ感が出てしまいがちですが、大人っぽい表情作りにこのセンタープリーツが一役買っているわけです。

▲ワークマン、わかってんじゃん!(謎の上から目線で失礼します…)

そしてサイドのライン。この入れ方がなんとも絶妙。主張し過ぎず、でもしっかりと存在感はあるため、通常のジャージに比べて高いファッション性に。パンツ自体のシルエットも細過ぎず、トレンド感のあるゆるめで取り入れやすいですね。

▲しっかりとした作りの平紐と引き手(留め具)部分

何気に感心したのが、腰回りのドローコードです。先端の引き手(留め具)部分や、やや幅広に設定された平紐が使い勝手を向上させるとともに、安っぽさを払拭しています。繰り返しになりますが、1本1900円ですよ!? この価格を実現するために、こういった細かいパーツは安っぽかったりすることが多いのですが、全然そんなことはなし。ワークマンのメーカーとしての矜持を感じます。個人的に買おうと思った1番の理由が、実はここにあります。

▲ややツルンとした触り心地

裏地は所謂ジャージの裏地と言った感じ。汗もちゃんと吸ってくれそうです。足を通した際に、不快に思うようなタッチではなかったですし、おしゃれでありながらジャージ本来の楽ちんさは担保されています。

ワークマンのアイテムと言えば、つい機能性に目が行きがちですし、そういったモノをユーザーも求めがち。ですが、機能押しのワークマンで、まさか機能性はないけど安くておしゃれで普通に穿きたいパンツが見つかるとは…。ちょっとワークマンに対しての見方が変わりました。

11月にはこのパンツとセットアップで楽しめるトップスも発売予定らしいですが、そこだけちょっと物を申したい気持ち。セットアップで楽しめるんだったら、同時に発売してほしいと思うのが全消費者の気持ちではないでしょうか? だって、一緒に合わせてみて(フィッティングしてみて)購入するか決めたいじゃん…。そりゃ、別々で着用してもかわいいんだけどさ…。本当にそこだけ引っかかりました。しかしながら、つい今回もベタ褒めしてしまうアイテムを買ってみてしまった。やれやれだぜ…。

もし、秋冬におしゃれなパンツがほしい、でも予算がない、という人がいたらぜひ参考にしていただければ幸いです!

>> ワークマン

<取材・文/手柴太一(&GP)>

 

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