この「ダイソン ピュア ホット アンド クール リンク」は軽いので、お風呂に入る際は脱衣所に移動させています。何かとタオルや衣類をバサバサするのでホコリっぽい脱衣所も、狭い空間なのですぐに空気がスッキリ。何より暖まり方が早く、お風呂から出たときに「寒い!」ということもなくなるので快適なんです。特にお年寄りはヒートショックが心配ですが、これなら脱衣所もポカポカになり、お風呂場と温度差を感じることがないので、ゆっくりと着替えることができます。
そしてフィルターは交換時期になると本体にお知らせサインが表示されるほか、アプリでも交換時期を知ることができるので、忘れることはありません。気になるランニングコストは、1日12時間使用した場合、約1年後にフィルターユニットの交換が必要となります。我が家は1日24時間フル稼働なので、1年で1個6480円の交換用フィルターが2個必要となり、年間で1万2960円かかることになります。
フィルターは取り外してはめるだけなので、箱から出すところも含めて数十秒で終わります。空気清浄機はフィルター掃除に手間がかかるものも多くいので、そういったわずらわしさから解放されると思えば、妥当な価格と言えるのかもしれません。
スマホで空気の状態や操作ができるのも便利でした。アプリでは、室内だけでなく屋外の空気の状況も確認できます。イスラエルのソフトウェア会社が開発した「Breezo Meter」と提携しており、各国の政府機関や天気予報を発信する企業から集めたデータの中から、アプリで最初に設定したエリアの空気の状況も表示しています。「新鮮な空気を取り入れよう」と窓を開けようとチェックすると、部屋の中よりも外の空気のほうが汚れていた……ということがありました。こういった情報が一目でわかるのも、スマホアプリの良さで、一日に数回はアプリを起動して確認しています。
冬場は換気もなかなかできず、空気も淀みがちですが、部屋を暖めながら空気もキレイにしてくれる「ダイソン ピュア ホット アンド クール リンク」は、子供がいても安心して使えます。コンパクトで使い勝手もよく、今までレビューしたさまざまなダイソン製品の中でも特に気に入りました。扇風機や温風ヒーター、サーキュレーターとして、また強力な空気清浄機として1年中活用できる優れモノです。
>> ダイソン「Dyson Pure Hot+Cool Link」
[関連記事]
スマホで操る360度型の空気清浄機に”アノ機能”もプラスしました!
(取材・文/石井和美)