iPhone 7/7 PlusにはFelicaが搭載され、JR東日本の「Suica」が利用できるようになりました。
旧iPhoneのユーザーがSuicaを利用するには、「Apple Watch Series 2」を使う手も。Apple Watch Series 2にはFelicaチップを搭載しているので、iPhoneと同じようにカードリーダーにかざして決済できる仕組みです。
Suicaは全国のICマークのある鉄道、バス、お店などで利用できるので、首都圏以外のユーザーも利用可能。電車だけでなく電子マネーとして活用するのにも良さそうですね。
■Suicaのカードがない人はオンラインで取得可能
筆者もせっかくなのでiPhoneでSuicaが使えるようにしようと思ったのですが、何を隠そうJRユーザーではなく、Suicaのカードを持っていないのです。そんな人にもオススメなのが、「Suica」アプリを使ったカード発行。
「Suica」アプリをインストールしたら起動し、「Suica発行」を選択します。
Suicaを発行するには、「Suica発行」画面で「Suica(無記名)」「My Suica(記名式)」「Suica定期券」のいずれかを選択します。今回は「My Suica(記名式)]を選択して会員情報を登録しておきました。まだApple Payにクレジットカードを登録していない人は、ここでクレジットカードを登録する必要があります。
ただし、登録できるクレジットカードは、ビューカード、JCB、VISA、Diners Club、JR東海エクスプレス・カードに限られています。ちなみに、オートチャージ機能を使うには、ビューカードを登録しなければなりません、
会員登録を終えたら、あとはSuicaをチャージしましょう。先にApple Payにクレジットカードを登録している場合は「Pay」、まだ登録していないなら「ご登録いただいたクレジットカード」で支払います。
次に、Suicaを「Wallet」に追加します。「次へ」をタップして利用条件に同意したら、Suicaカードの追加は完了です。
■手持ちのSuicaカードを使うには?
Suicaカードを取り込むには、「Wallet」アプリを使います。ただし、取り込めるSuicaは無記名のもの、大人用で記名済みのもの、Suica定期券に限られます。「ビュー・スイカ」カードや、「社員証Suica」など取り込めないSuicaカードがあるので注意してください。
「+」をタップして案内画面を確認したら「次へ」をタップし、カード種類で「Suica」を選択。続いて、取り込むSuicaの固有番号(券面裏のJEから始まる番号)の下4桁と生年月日を入力し、カードの上にiPhoneを置きます。Suicaの残金などのデータの読み込みが終われば、設定は完了です。
iPhoneにデータを読み込むと、カードは使えなくなります。カード発行時に支払ったデジポット代500円は電子マネーとして返金されるシステムで、最初に料金をチャージする必要はありません。