■牛かつ3枚、器一面に盛られたド迫力! 「牛かつカレー トリプル」1493g!
待つことほんの数分、目の前に出てきたのは、牛かつが大きな器一面に盛られた「牛かつカレー」! 「トリプル」ならではの強烈なインパクトです。
牛かつは細かくカットしてあるので食べやすそう。そしてすっごくいい香り! 今すぐかき込みたい衝動をグッとこらえつつ、早速計測です。
直径約28cm、高さ5cmの器に、重さは1493g(器の重さは除く)。そして、1番手前の牛かつのサイズは約15×7×1cm。切れ目からは牛肉のロゼ色が見えています。うっわ〜。これはテンション上がる!
早速一口! まずは牛かつ。外はサクッと中はしっとりジューシー。これはライスはもちろん、ビールが欲しくなる! そして牛かつを食べて一部めくれてわかった。ご飯が黄色。ってことはターメリックライス! 本格的だ〜!
「牛かつなので、中は少しだけレアに仕上げているんですよ」と話すのはマネージャーの相樂健太郎さん。だからか、とっても柔らかくてパクパクいける! 最初は牛かつを、次にカレーとライスを食べて、時々ポテトサラダと福神漬け。そして食べはじめてから再びわかったことが。このカレー、大根が入っている!
「ちょっと和風のカレーなんです」
おお〜。なんか、色々驚きがあるお店だ。値段や無料トッピング、ターメリックライス、具材などなど。もちろん「トリプル」のビジュアルも。
「トリプルの場合、肉だけで450〜500g。大体ですが、牛かつ1枚が衣をつけて150g程度です」
でも揚げ物なのに、そして450〜500gもあるのに、なんかスイスイ・パクパクいけるのはなぜ? やはり肉が柔らかくて食べやすいから? デカ盛り料理って、モノによってはアゴが疲れて大変なことになる場合があるけれど、この「牛かつカレー」はそんな心配一切なし。1.5kgもあるのにスイスイ食べられちゃう。何より、本当〜に美味しい!
デカ盛りメニューが生まれたきっかけは?
「カレーというモノはそれぞれの哲学により解釈がさまざまですが、弊社(『(株)のみもの』)が考えるカレーは“自由”と言う普遍的価値です。トッピングやボリューム、味わいの自由…など、その自由を分かち合うための存在としてカレーを創造しました。そして、すべてのお客様に“美味しく・お腹いっぱい・お得に”と言う、うちの会社の概念をあまねく広めるために生まれたんですよ」
おお〜。何か崇高な思想のもとに生まれたんですね。ちなみに、無料のトッピング3種が付くようになったきっかけは?
「お客様には自由意思が与えられている、という考えのもと、トッピングにおいて(カレーの)創造者である我々の考え得るベストな数として10個がふさわしいと。それが味の変化や深まりに通じています。とにかく最後の最後の一粒まで、このボリュームを美味しく楽しんで食べてほしいという切なる思いから(無料トッピングが)生まれました」
これも深い意味を持っていたんですね。お得じゃ〜ん、と気軽に思っていたけれど、知らぬうちに自由意志を委ねられていたとは!
とっても食べやすいけれど、完食するためのアドバイスを聞くと「………考えるな楽しめ。ですね」とのこと。えっ、突然何そのブルース・リーみたいなアドバイス! それくらい夢中になって食べたら、完食できるってこと?
ちなみに、食べ残した場合ペナルティなどはないですが、衛生面の観点から食べ残しを持ち帰ることはできないそう。
店名が「カレーは飲み物。」だけあって、アゴの負担はほぼなく、パクパクと食べられた「牛かつカレー トリプル」。途中でポテサラや福神漬けなどで口の中をリセットできたのも良かった気がします。パクチーはルーに混ぜ込んじゃったけど、時々爽やかな香りがふわっと漂ってきました。
フォン・ド・ヴォーを使ったちょっとだけ和風な欧風カレーにターメリックライス、そして外カリカリ、中しっとり柔らかな牛サーロインのかつ。欧風だから牛かつが合うの? とにかく、カレー・ライス・カツのバランスがもぉ完璧でした!
次回は「激辛! 鶏のチリチリ赤カリー」(1080円)にするか、「黒い肉カレー」(990円)にするか…。でもな〜、この店の並びにある系列店、「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」の「肉増しポーク肉そば」にも惹かれるんだよね〜。カレーにするかそばにするか、そのときの気分で選びたいと思います!
「カレーは飲み物。秋葉原総本店」
住所:東京都台東区台東1-9-4
営業時間:11:00~16:00、17:30~21:30
定休日:なし ※年末年始(12/31、1/1)は休業
<取材・文/いしざわりかこ 撮影/小嶋 裕>
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