スポーティ&インテリア充実!マイナーチェンジの三菱「アウトランダーPHEV」はプレミアム感のある仕上がりで好感度大!

三菱自動車がSUV「アウトランダーPHEV」のマイナーチェンジを実施し、2024年10月31日に発売。12月中旬に試乗したところ、プレミアム感の強い仕上がりで、好感度大だ。

現在のアウトランダーは第3世代にあたり、2021年12月に発売された。プラグインハイブリッドモデルとしては、いまのモデルは第2世代。最新モデルでは、駆動用バッテリーの性能が強化され、満充電での航続距離は従来より20km超延びて100km超となった。

今回改良を受けたアウトランダーPHEVの概要は下記となる。

・EV走行距離が従来の20kmから100km超に延伸
・乗り心地と走りのためサスペンションとタイヤを最適化
・内外装デザインを一部変更
・インフォテイメントシステムのモニター大型化
・コネクテッド機能の拡充
・シートベンチレーション採用
・ヤマハと共同開発のオーディオ搭載
・最上級グレードとして「P Executive Package」新設

開発者は「先代はスポーティでしたが、今回は少し“カド”を丸めました」と言う。それによって、より広いターゲットへのリーチをめざしている。

三菱自動車は、プラグインハイブリッドにこだわってきた。バッテリーの大型化などハイブリッドよりも価格は高くなるが、バッテリーでの走行距離が長いなど、メリットを重視しているからだ。

昨今は、欧米でも、BEV(バッテリー駆動のピュアEV)でもなくハイブリッドもない、いいとこどりの選択としてプラグインハイブリッドが見直され、市場が拡大中だ。

アウトランダーPHEVも「バッテリー駆動によるスムーズな加速と高い静粛性に慣れた顧客の次の選択になりうる」(開発担当者)として、市場の反応は上々だという。

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