日本でしか手に入らないプリムスの新作「インテグストーブ」は安定感が違う

【アウトドア銘品図鑑】

130年以上の歴史を持つスウェーデンのストーブメーカー「プリムス」より新作ストーブが誕生しました。

寒い日や連続使用時でも火力低下を抑えるレギュレーター搭載の「インテグストーブ」(9900円)!

世界展開しているプリムスですが、日本では岩谷産業とプリムスが共同で立ち上げたイワタニ・プリムスが製品を取り扱っていて、過去には「キャンプでごはん」「キャンプで餅つき」なんていう日本独自のプロダクトが誕生していました。

「インテグストーブ」も日本企画の日本製。本国のWEBサイトには掲載されていない日本でしか手に入らないストーブなんです。

 

■バルブもゴトクの位置も新設計

燃料缶の中に入っているのは液体のガス。これを気体にして酸素と混合することで燃えるのですが、気温が低いと燃料缶の中の圧力が下がって気化しづらくなっちゃう。

手軽に使えるガスストーブなのに使用環境に大きく左右されるのが悩みの種と言えるでしょう。

「インテグストーブ」内部、ツマミの先には2つのスプリングに挟まれたダイヤフラム(ゴム隔壁)が入っていて、つまみを開きガスが出るとダイヤフラムが押され、ダイヤフラムと軸で繋がっている内部Oリング(イラストの一番左)も一緒につまみ側に動いて通路を狭めます。

そしてガスが消費されると今度はダイヤフラムが元の位置に戻って、通路を確保。

内部ではこんな動作が高速で繰り返されていて、ガス量を一定に送り込む。これがレギュレーター機能搭載バルブ。

レギュレーター非搭載バーナーでは、ただガスの通路を開いているだけなので効果の差は歴然です。

【次ページ】すり鉢状のヘッドで風に強い

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