■24時間モニタリングを試してみた
新たに追加された自動血圧モニタリング機能は、「自動血圧」アプリを起動して、初期設定が必要。モニタリングの開始時間、就寝時間、日中と夜間それぞれの測定の間隔を設定してから起動します。30分または1時間おきの測定が推奨されているようで、初期設定は30分になっていました。間隔を狭めるほど電池の減りが早くなるので、電池持ちを重視する場合は、やや間隔を開けたほうがいいでしょう。
日中は測定する時間になると通知され、通常の方法で測定する仕組み。仕事の合間などで測定できない場合はスキップすることも可能。測定の精度は落ちますが、自動測定を設定することもできます。夜間は自動で測定されます。測定が始まると手首がギュッと締め付けられますが、締め付けの度合いは通常の測定時よりも弱く、睡眠を妨げないように配慮されています。しかし、睡眠が浅いときには目が覚めてしまうこともありました。なお、測定時に寝返りを打ったりすると、測定失敗と見なされ、測定値は無効となります。
普段から血圧を測定している筆者としては、HUAWEI WATCH D2の測定値は信用できるものでした。日中にかなり血圧が上がっているという気づきもありました。
電池持ちは通常使用で約6日間、自動血圧モニタリング機能を使った場合は約1日間とのこと。ただし、筆者が自動測定の回数を少なめにすると1日使って40%以上残ることもありました。通常は手動で朝と夜に測定し、ときどき24時間の自動測定をやってみるのがよさそうです。
■アップデートで心電図機能も追加
HUAWEI WATCH D2は、フツーのスマートウォッチとしても十分な機能を備えています。ヘルスケア機能では心拍数、血中酸素レベル、睡眠、ストレス、情緒、皮膚温を測定可能。摂取した食事を記録すると、その日の消費カロリー量が参照されて、その日に必要なカロリー量の過不足がわかる「ボディメイカー」も搭載されています。
さらに、2025年1月のアップデートで「心電図」アプリが追加されることも発表されました。ファーウェイはすでに一部の国で心電図(ECG)機能を提供していましたが、ようやく日本でも医療機器として認証されて使えるようになったわけです。
筆者はまだ試していませんが、約30秒で測定でき、測定結果として「洞調律」「心房細動」「心拍数が 110 より上」「心拍数が 50 より下」「判定不能」のいずれかが表示される仕組み。筆者もそうですが、基礎疾患があり、病院で心電図の検査を受けている人には、日常的に異常がないかどうかを確認できるありがたい機能。健康な人にとっても、病気の兆候を発見することにつながるでしょう。
■スマートウォッチの標準機能はフル装備
80種類以上のワークアウトモードがプリセットされていて、GPSも搭載。ランニングやウォーキングなどは運動の開始を自動で識別する機能も備えています。
iPhoneとAndroidスマホのどちらでも使えて、スマホの通知を確認可能。電話がかかってきたときに、ウォッチで応答することもできます。
初期設定されている文字盤は、直近の血圧値が大きく表示されるので、常用には向いていません。しかし、血圧値が表示されない文字盤にもでき、さらに多彩な文字盤デザインをダウンロードすることも可能。
■血圧と心電図を測定できる唯一無二のウォッチ
現在、日本で発売されているスマートウォッチの中で、医療機器の認証を受けた血圧計機能を搭載しているのはHUAWEI WATCH D/D2だけ。ヘルスケアメーカーのオムロンも腕時計型の血圧計を出していますが、スマートウォッチとしての標準機能は付いていません。
また、医療機器として認証された心電図機能は、アップルのApple Watchに続いてファーウェイが2番手となります。このHUAWEI WATCH D2のほかに、10月に発売された「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」も対応します。
つまり、血圧と心電図のどちらも測定できるのはHUAWEI WATCH D2のみ。いま日本で買える最も健康管理に役立つスマートウォッチと言って差し支えないでしょう。
HUAWEI WATCH D2は「GREEN FUNDING」のみでの取り扱いですが、下記の店舗には2025年1月30日まで実機が展示されています。
・SHIBUYA TSUTAYA 4階「GREEN FUNDING タッチ&トライ」ブース
・蔦屋家電+
・b8ta Tokyo - Yurakucho/Shibuya
・b8ta Osaka - Hankyu Umeda
東京と大阪だけなのが残念ですが、気になる人はHUAWEI WATCH D2がフツーのスマートウォッチに見えることを確認しに行ってくださいね。
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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