隠れたおすすめグレードあり!カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したホンダ「フリード」の魅力とは

■シンプルで居心地の良い内装

家族で乗る機会の多いミニバンは、内装の居心地の良さも大事なポイントです。

「フリード」はシンプルで視覚的にノイズの少ないインテリアデザイン。主張する存在が少ないので、開放的な視界を実現しています。

ハンドルの間から覗く7インチの液晶メーターは、必要最小限の情報に絞り込んだシンプルな表示で見やすい作りとなっています。

このデザインはリアシートも同様で、2列目3列目も過ごしやすい空間に仕上がっています。クラス初のリア独立クーラーを装備していたり、スマホを充電できるUSBポートや各シートにドリンクホルダーが備えられていたりするのも同乗者への配慮が感じられる部分。先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」が全車に標準装備されているのも、家族を乗せるドライバーとしては安心ですね。

 

■隠れたおすすめグレードはスロープ車

個人的に、これから購入を考えている人に知っておいてもらいたいと感じているのが「スロープ車」の存在です。

以前は福祉車両と呼ばれていたグレードで、車椅子を載せられるスロープを装備しているのが特徴。このスロープが、車椅子だけでなく荷物の載せ降ろしなどにも活用できることから、このモデルからスロープ車と呼ばれるようになりました。

実車を見ると、スロープが付いていると便利なシーンはかなり多そう。キャンプなどで使用するアウトドアワゴンを持ち上げることなく積むことができますし、展示車ではホンダ発の3輪特定小型原付の「ストリーモ」が積まれていました。サイズによりますが、自転車も乗せることができるようです。

ベースとなっているのは2列シート車で、スロープは荷室部分をあまり侵食することなく収納できます。アウトドア趣味などに活用でき、介護が必要になれば車椅子も乗せられるスロープ車も選択肢として考慮してもいいかもしれません。

価格はエンジン車のエアーが250万8000円〜で、クロスターが281万2700円〜。e:HEV車はエアーが285万7800円〜で、クロスターが316万2500円〜となっています。

ちなみにクロスターがベースとなるスロープ車は、エンジン車が297万7000円でe:HEV車は329万5000円。付け加えておくと、スロープ車は消費税が非課税となるので、装着するオプションが増えるほど価格差は小さくなります。親が高齢となってきている人などは覚えておいて損はないと思います。

>> ホンダ「フリード」

<取材・文/増谷茂樹

増谷茂樹|編集プロダクションやモノ系雑誌の編集部などを経て、フリーランスのライターに。クルマ、バイク、自転車など、タイヤの付いている乗り物が好物。専門的な情報をできるだけ分かりやすく書くことを信条に、さまざまな雑誌やWebメディアに寄稿している。

 

 

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