もう1つ、長距離ツーリングに出かけた時にありがたいのが、折り畳んで簡単に輪行(電車やクルマなどに自転車を積んで移動すること)ができること。
長い距離を走って疲れたら帰りは電車で帰ってくるなんてことも可能ですし、気持ちのいいルートまで電車で移動して、自転車ではおいしいところだけを走るなんて使い方もできます。
折り畳みも非常に簡単。もちろん工具なしでできますし、所要時間もわずか数十秒ほどでした。まず、シートのクランプを緩めてシートを目一杯下げます。
次にハンドル部分のクランプを緩めてブレーキレバーが真下を向くようにします。
その状態でハンドルの根元にあるクランプ(ここはダブルロックになっています)を緩めるとハンドルを下に折り畳めます。
そしてフレームの中央部分のダブルロックを外してフレームを折りたたむ。
これだけで、こんなにコンパクトになります。しかも、この状態で自立してくれるのもありがたい。
輪行する場合は、外側のペダルを取り外します。これも工具なしのワンタッチでOK。
専用の輪行バッグも用意されている(4700円)ので、こちらに入れてみましょう。普段はコンパクトに畳んでハンドルなどに装着しておけます。
バッグの中央に自転車が位置するように置いてジッパーを締めます。
そして肩に掛けるためのストラップを装着。ストラップは自転車本体に掛ける構造なので、バッグに余計な負荷がかからない設計。
その状態で肩に掛ければ完了。さすがに重さは感じますが、コンパクトなのでこのまま電車に乗っても邪魔になりにくい。
斜め掛けすれば、両手を開けることもできます。
このまま電車にも乗ってみましたが、混んでいない時間帯であれば、邪魔になることもありませんでした。自転車と電車を使って移動できると、飛躍的に移動可能な距離が増えますよね。
電動アシストとは思えないスッキリした見た目で、ロードバイクやクロスバイクなどに並べても見劣りしないデザイン。それでいて走りもスポーツ自転車に近い乗り味で長距離移動も可能。それでいてアシストはちゃんと効くので、楽に移動できてしまう。いざとなればコンパクトに折り畳んで電車にも乗れると、「DE01」はなかなか魅力的なモデルでした。
休日のツーリングに使うのもいいですが、机の下にも置けてしまうようなサイズなので、オフィスに置いておいて足代わりにするような使い方もしてみたいなと感じました。こういう自転車、実は求めていた人は多いのではないでしょうか?
>> デイトナ「DE01」
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(取材・文/増谷茂樹)