■内ポケットも見やすい
パラパラとページをめくるだけで目当てのアイテムを素早く見つけ出せるのはやっぱり安心です。
そんな使い勝手のよいPE袋ですが、全てのアイテムが入るわけではありません。発熱時に使う冷却ジェルシートや消炎テープなんかはフチを折らないとPE袋に入らない場合も。
そういったモノは内ポケットに。
ポーチ自体はコシがない薄手の生地で作られているので、シート状のモノを入れておくとちょっとしたクッションにもなりそう。

▲ファスナーを閉じてもうっすら中身がわかる
ポケットはメッシュなので中身がぼんやり透けて見えます。表面がフラットで小物が引っかかりにくいメッシュ生地を採用していることもポイント。

▲素早く取り出せるフラップ式ポケット
反対側はフラップ式のポケット。フラップの重なり部分が引っかかるので横幅ぴったりのモノを出し入れするのは厳しいですが、ミニナイフ、ライト、テーピング用テープなどの収納にいい感じ。
ちなみに底にはふたつのループが付いていて、ベースキャンプや自宅で吊り下げておけばだれもがすぐに手に取れます。
■自分だけのファーストエイドキットを作ってみた
いろんなモノを詰めて、自分ならどんなセットにするか考えてみました。

▲上左から「マイファーストエイド M」、薬、経口補水液・ようかん、防水ノート・ペン・ホイッスル。下左から使い捨てカイロ・消炎テープ・冷却ジェルシート、虫刺されケア、絆創膏・消毒液・綿棒、保護バーム・ピンセットとハサミ付きのミニナイフ・ライター
持病やアレルギーはありませんが、蚊やアブに刺されやすくて腫れやすいので、虫刺され予防&ケア用品は春〜秋のマストアイテム。
冬の雪遊びにはこれの代わりにテーピング用テープを入れておくといいかも。
市販薬や処方箋は説明書とセットが基本ですが、持ち出し用は用法・用量のメモで代用。おくすり手帳アプリでも確認できますが、電波が通じないかもしれないので手書きです。
それにしても用途・目的別にざっくり入れておけるってイイ。ポケットやベルトで固定するオーガナイザーポーチが苦手でもラクに仕分けできました。
ポーチ自体はナイロン製。水しぶきがかかっても中に染みにくいものの防水機能はありません。その分、軽い。
また、中に入れたモノはどうしても中央に寄りがちです。ポイズンリムーバーのように嵩張るモノは内側にセットしたうえで、別の厚みのある小物は内ポケットの端に寄せるなどキレイに収納するにはちょっとした工夫が必要です。
けれども、薬箱のそばに持ち出し用「マイファーストエイド M」を備え、市街地への出張なら虫刺されアイテムを抜く。海外アウトドア旅なら浄水タブレットを加え、胃腸の薬を強化する。
そんな感じに調整できて、一覧しやすいのは「マイファーストエイド」ならでは。
即完売となったのも納得の使いやすさです。
>> パーゴワークス
<取材・文/大森弘恵 撮影協力/パーゴワークス>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。X
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