■オーダーメイドの流れ
まずは、足圧測定板と呼ばれる機材を使用し、直立不動時と歩行時における足裏の圧力を測定。
その後、トリッシャムと呼ばれる専用足型採寸器具で足型を採ります。トリッシャムの素材は、フラワーアレンジメントなど使用される給水スポンジ「フローラルフォーム」と同様のものとのこと。
採った足型を3Dデータ化した後、ドイツのPedcad社へ送付。
Pedcad社は、3DCAD技術をインソール制作に取り入れ、30年以上も足裏補整業界をリードしている会社だそう。送った足型データを熟練のマイスターと呼ばれるスタッフが3DCAD技術を駆使して、インソールの3DCADデータ化をします。
そこで制作されたインソールのCADデータを送り戻し、『WAL footwear technology』にて3Dプリンターによってインソールを成形します。
その後、専用のクッションシートを表面に貼り、研磨、検品後、約1ヶ月ほどでパッケージングされて手元に届くという流れになっています。
あとは、届いた足裏補整インソールを、その日に履くシューズのインソールと交換、設置するだけ。
もちろんスニーカーが望ましいとのことですが。
今回は、『WAL footwear technology』の整形靴師、渡辺健太さんに、約1ヶ月ほど履いてみての歩き方や足裏の圧力がどのように変化したかを簡単に診断していただくとともに、「なぜ、オーダーメイドインソールに着目したのか?」など、いろいろとお話を聞いてみました。