足裏補整インソールって実際どうなの? ドイツ3Dテクノロジー技術を駆使したフルオーダーメイドでインソールをつくってみた!

■オーダーメイドの流れ

まずは、足圧測定板と呼ばれる機材を使用し、直立不動時と歩行時における足裏の圧力を測定。

▲コチラが足圧測定板と呼ばれる、直立不動時と歩行時における足裏の圧力とバランスを測定する機械で、医療機関や大学病院でも使用されているモノだそう

▲直立不動時における足の重心、バランスを測定中

▲歩行時における左右の足の動的な圧力を測定中

▲コチラが足圧測定板で測定された直立不動時における足裏の圧力分布とバランスの図、左足の小指の部分はほとんど圧力がかかっていない状態とのこと

▲コチラは足圧測定板で測定された歩行時における足裏の圧力分布とバランスの図、こちらも左足の小指の圧力が見えていない状態

その後、トリッシャムと呼ばれる専用足型採寸器具で足型を採ります。トリッシャムの素材は、フラワーアレンジメントなど使用される給水スポンジ「フローラルフォーム」と同様のものとのこと。

▲コチラがトリッシャムと呼ばれる機具で、圧力を押しかけるとその型が採取可能

▲発泡系の素材なので体重をかけることで足裏の形がコピーされます

▲ご覧のように足型が採取

採った足型を3Dデータ化した後、ドイツのPedcad社へ送付。

▲スキャニング機材でこのように足型の3Dデータ化

Pedcad社は、3DCAD技術をインソール制作に取り入れ、30年以上も足裏補整業界をリードしている会社だそう。送った足型データを熟練のマイスターと呼ばれるスタッフが3DCAD技術を駆使して、インソールの3DCADデータ化をします。

▲Pedcad社によって、インソールの3DCADデータ化されたもの

そこで制作されたインソールのCADデータを送り戻し、『WAL footwear technology』にて3Dプリンターによってインソールを成形します。

▲3Dデータ化されたインナーソールモデルを3Dプリンターで成形

その後、専用のクッションシートを表面に貼り、研磨、検品後、約1ヶ月ほどでパッケージングされて手元に届くという流れになっています。

▲ベースのカラーは蛍光グリーン、ブルー、ホワイトの3色から選択が可能で、ワタクシは蛍光グリーンを選択しました

▲自宅に届いた自分専用インソール、ラベルにも名前が記載されています

▲オリジナルケースにしっかりと梱包されて、高級感あるパッケージングがうれしいですよね

▲インソールを取り出し、素足にあててみると、当たり前ですが、足裏にピッタリでした

▲さっそくインソールを交換して設置してみます

あとは、届いた足裏補整インソールを、その日に履くシューズのインソールと交換、設置するだけ。
もちろんスニーカーが望ましいとのことですが。

今回は、『WAL footwear technology』の整形靴師、渡辺健太さんに、約1ヶ月ほど履いてみての歩き方や足裏の圧力がどのように変化したかを簡単に診断していただくとともに、「なぜ、オーダーメイドインソールに着目したのか?」など、いろいろとお話を聞いてみました。

【次ページ】ダサいシューズのイメージを一新したい

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