スマートフォンの出荷台数は世界3位。日本市場でも急成長を遂げているシャオミが、またまた新製品を発表しました。今回リリースされたのはオンライン専売ブランド「POCO」の最新スマホです。ハイエンドの「POCO F7 Ultra」と「POCO F7 Pro」は3月27日、ミドルレンジの「POCO M7 Pro 5G」は4月3日に発売されました。いち早く実機に触れることができたので、リアルな使用感も交えて紹介します。
POCOはシャオミが「Xiaomi」「Redmi」とは別に展開する独立したブランド。世界では、フラッグシップのFシリーズ、ミドルハイのXシリーズ、ミドルのMシリーズ、そしてエントリーのCシリーズを展開しています。日本では従来、Fシリーズだけが発売されていましたが、今年2月にXシリーズの「POCO X7 Pro」を投入。さらに今回、Fシリーズの最新機種に加えて、Mシリーズが投入され、ラインナップが拡充されました。
■約10万円で極上の使い心地を手に入れられる
今回の目玉は、最上位モデルの「POCO F7 Ultra」。“Snapdragon 8 Elite”という最新の高性能プロセッサーを採用し、ゲーミング専用の“VisionBoost D7”というチップも搭載。約6.67インチの有機ELディスプレイは120Hzの高リフレッシュレートに対応。カメラはメイン(約5000万画素)+望遠(約5000万画素)+超広角(約3200万画素)の3眼。5300mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大120Wの急速充電(しかも充電器を同梱)ができるなど、最高峰のスペックを備えたモデルです。

▲フラッグシップの「POCO F7 Ultra」のカラバリはイエローとブラックの2色

▲ディスプレイは約6.67インチと大きめだが、横幅は約74.95mmに抑えられている。扱いやすいサイズ感だ

▲約5000万画素をメインとするトリプルカメラを搭載。カメラ周りの意匠にも高級感あり。フロントカメラも約3200万画素で自撮りを楽しめる

▲超広角(0.5×)で撮影。AIをオンにしたが、超広角ではAIの効果は弱めだった

▲メイン(1×)で撮影

▲望遠(2.5×)で撮影。ロスレスズームで5倍、デジタルズームは最大60倍で撮影できる

▲夜景を撮影した画質も良好