「わさレモン」とは、レモン汁で溶いたわさびのこと。酸っぱいレモン汁に、辛味のあるわさびを混ぜるなんて、味同士がケンカしそうな印象を受けますよね。
最近この「わさレモン」を使ったソーセージのレシピがレシピサイト「クックパッド」でも注目されているんです。
どうやら、わさびは火を通すことで辛味が飛ぶらしく、さっぱりとした仕上がりになるのだとか。また、真偽のほどは確かではありませんが、探偵が視聴者からの依頼を解決する関西の某深夜番組でも、「わさびのツーンとした辛味がレモンで消える」という実験をやっていました。
それではさっそく真偽のほどを確かめてみましょう!
■ソーセージ、レモン汁、わさびを用意
今回用意するのは、ソーセージ、レモン汁、チューブ状のわさびです。
そして、レモン汁大さじ1杯に、わさびを混ぜます。今回はチューブから1センチほどを入れて溶かしてみました。
あとは、ソーセージをひと口サイズに切って、テフロン加工が施されたフライパンで炒めます。このとき油はひかなくて構いません。弱火から中火くらいの火加減で、焦がさないようにしてください。
■仕上げにわさレモンを投入
ソーセージに火が通ったら、あとはわさレモンを投入するだけ。
うーん、そんなに「うわっ、レモンの香りが!」「なんだか、わさびを感じるぞ!」とはなりません。わさレモンに対し、若干の疑問を覚えつつも、ソーセージにまんべんなく絡めて完成です。
■レモンの風味は? わさびの辛味はどうなった?
見た目はいたって普通のソーセージ。半信半疑な気持ちのままで実食です。
あ、これは……レモンの酸味がしっかりきいています! 思っていた以上に爽やかで、ソーセージの肉々しさをいい具合にさっぱりさせてくれて、次から次へと箸が進む味付けです。
食べているとわさびの辛味はほとんど感じることはなく、「わさびどこいった!?」と思うほど。さすがにわさびを加えた意味を見失いそうになったので、わさびを増量して再度作り直してみたところ……、レモンの酸味とわさびの風味がきちんと共存していました!
とはいえ、わさびの辛味は消えていて、風味だけを楽しめるのが何とも不思議な感覚です。わさびが好きな人は、「ちょっと入れすぎかな?」というくらいにわさびを溶いてもいいと思います。
誰でも簡単に作れる「わさレモンのソーセージ焼き」。お弁当はもちろん、晩酌にもぴったりのひと品。「本当においしいの?」と思いながら作って、驚かされること必至です!
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(文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
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