サーキットを借り切って、一般のユーザーが思う存分、愛車を走らせる、いわゆる“走行会”。そこで最も目にするハイパフォーマンスカーといえば、ポルシェ「911」と日産「GT-R」です。
「よくもまぁ、あんないいクルマを」と、貧乏性のリポーター(←ワタシです)などは、見ていてもったいなくてしょうがないのですが、日独のスーパーモデルには、クルマ1台分でウン十万するタイヤの摩耗や、この手のイベントにありがちな、接触、クラッシュといったリスクをも顧みず、「全力を引き出してみたい!」とオーナーに切望させる“魔力のようなもの”と、実際にその希望に応えて余りあるポテンシャルがあるのでしょう。今でも週末のたびに、どこかのサーキットで、両車は派手にタイヤを鳴らしているはずです。
そんな武闘派の筆頭ともいえる日産車が、「GT-R ニスモ」(1870万200円)。ハコ(ツーリングカー)のレースを中心に、日産のモータースポーツ活動を担うニスモが開発した“ガチで速い”GT-Rです。
そんな驚速のGT-Rが、今回、ベース車両が2017年モデルへと進化したのを機に進化を果たしました。
■エンジンが4000回転を超えると全く別の顔に
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