「ポートレート」モードは現状、ベータ版で試験的に提供されています。今後機能がアップデートされていく前提で、現状気になったところを確認してみましょう。
上の写真では、被写体そのものに奥行きがあるので、奥の部分(缶の上端)にぼかしが適用されてしまいました。“ここをぼかしたくない” と缶の上端にピントを合わせても、同様に加工されてしまいました。こうした微妙な調節はまだ難しいようです。
また、写真をトリミングして、一部をズームで使いたい場合にも注意が必要。上の写真のように、被写体と背景の境界部がやや不自然に感じられるケースがありました。
こういった部分については、おそらく今後改良されていくのでしょう。
■とはいえ、手軽に使えるのはすごく便利!
さて、こちらの写真もiPhone 7 Plusで撮影した写真です。言われなければ気づかないですよね。2ページ目に掲載したコンデジの作例と比べても、それほど劣っている印象は感じません。
「ポートレート」モードを使えば、カメラの知識がなくても、しっかりと背景をぼかした写真が撮れます。ブログやSNS、あるいはフリマアプリなどに掲載する写真が、いつもより少しかっこよくなりそうです。“写真好きだけどズボラ” という人は、「iPhone 7 Plus」も一度検討してみてはいかがでしょうか。
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(文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。