ボルドーには、一般客の宿泊を受け入れるシャトーホテルやB&Bを併設しているところが色々とあり、宿泊予約はネットでできたりします。
例えば、前回紹介した「Chateau Le Sèpe」も宿泊施設を備えています。
夕食は付いていませんが、朝食が付き、1泊2名で115ユーロ(2016年度の宿泊料金)。
ブドウ畑の目の前のテラスで朝食をいただくこともできます
チェックインしたら、シャトー周辺のブドウ畑を散策したり、テイスティングルームで試飲したり。もちろん、その場でワインを買うこともできます。
宿泊予約はFrance-Voyage .comが便利です。
■マルシェで買い物しての夕食も楽しい
夕食が付いていないシャトーに泊まる場合、外に食事に出かけるのもいいですが、マルシェでチーズやパン、シャルキュトリなどを買い込み、部屋で簡単なディナー楽しむのも、いい思い出になりそうです。
マルシェとは、村や町の広場などで開かれる市場のことで、決まった曜日に定期的に開催されるものが多いです。
今回は、毎週水曜日に開催されるCréon(クレオン)という町のマルシェを見ることができました。1315年から続いています。
地元民が買い物に来るマルシェは、スケジュールが合えば、ぜひ見て回ってください。
>> Marché de Créon(クレオンのマルシェ) 公式サイト(フランス語のみ)
■美しい庭もみどころです!
庭が美しい「シャトー・クロノー」(Château Couronneau)も宿泊施設があります。
>> Château Couronneau ホームページ(フランス語のみ)
■泊まるのではなくツアーで訪問もアリ
泊まるのはモダンで機能的な方がいい、という方は、普通のホテルに泊まり、ツアープログラムがしっかり用意されているシャトーを日中に訪問するのもオススメです。
例えば、「シャトー・レイニャック」(Château de Reignac)ではワインツーリズムに力を入れていて、ホームページから申し込みができます。
▲レイニャックには機能的な試飲ルームが完備されていました。
「当シャトーがワインツーリズムの第一人者」と、レイニャックのマダムの談。
>> Château de Reignac -Visit and Wine-tasting-
ワイナリーの中には、本格的なレストランを経営しているところもありますので、そうした直営レストランで食事&ワインを楽しむのもいいものです。
ランチタイムでもしっかりしたコース料理がワインとともに楽しめました。
>> Les Secrets du Château Pey la Tour,(Restaurant)
住所:32 Avenue de la Tour, 33370 Sallebœuf
※同じ名前のホテルも経営しています
ワイナリーまで足を運ばず、ボルドーの街中でワイン体験がしたいという方には、また別のお勧めスポットがあります。こちらは次回に紹介しましょう。
ボルドーのシャトーは少し敷居が高い雰囲気があるかもしれませんが、シャトーホテルを利用したり、ワイナリーツアーに申し込んだりすれば、意外と手軽にアクセスできます。
憧れのあのシャトーにも、もしかしたら泊まれるかもしれませんよ?
※2016年9月取材
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(取材・文/綿引まゆみ 取材協力:ボルドー&ボルドー・シュペリユール醸造家組合)
ワイン専門誌や料理系雑誌での記事執筆をはじめ、日本ソムリエ協会webサイトのコラムなどを執筆。ワインセミナー、トークショー、海外のワインコンクール審査員など、幅広い活動を行なっている。チーズプロフェッショナル、ビアソムリエ、コーヒー&ティーアドバイザーの資格も所有。スイーツ好き。
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