一般的なトースターで焼くのが意外と難しいのが、具を載せたトーストです。そこで、今回はレシピブックに出ている「きのこのトースト」のレシピを参考に、イングリッシュマフィンを使ったトーストも焼いてみました。
石づきを取って1本ずつに分けたしめじと、1cm幅にカットしたベーコンを、サラダ油を入れたフライパンで炒めます。火が通ったら塩コショウで味を整えましょう。
続いて、横半分に切ったイングリッシュマフィンの断面にバターを塗り、先ほど炒めたきのこ、ベーコン、さらにはピザ用チーズを適量載せます。あとは、焼き網の上にパンを載せ、コンベクションモードの250度で4分焼きましょう。
こちらが完成したきのこのトーストです。チーズのいい香りとビジュアルが食欲をそそります! 上に載せた具材がまったく焦げておらず、これはハイブリッドオーブントースターならではの実力を感じました。
イングリッシュマフィンの部分はいい塩梅でカリッとしており、具はアツアツに熱せられています。ひと手間加えるだけで、こんなにリッチな気分になれる軽食が楽しめるんですね。
■お惣菜の温め直しの実力はいかほど?
ハイブリッドオーブントースターは、パンを焼くためだけの家電ではありません。揚げ物のお惣菜の衣をパリッと仕上げたいときにも役立つんです。
今回は唐揚げ6個を温めてみます。油が出やすい食材などは、付属のトレーの上にトレー用焼き網をセットしましょう。温めるにはコンベクションモードの170度で9分です。
温め終えた唐揚げを見てみると、最初のときよりも少し表面が焼けている気はしますが、焦げたりなどは一切していません。食べてみると、なかからはジュワッと油が出て、表面の衣は少しカリッとしています。
電子レンジで温めるとベチャッとしますし、従来のオーブントースターでは焦げやすいのが難点です。でもこれなら、トースターに張り付いて様子をじっと確認し続ける必要がなく、放っておいてもちょうどいい具合のお惣菜が楽しめます。
■食パンとおかずの同時調理にも対応
今回は試していないのですが、ハイブリッドオーブントースターは、食パンとおかずの同時調理も可能です。作れるメニューは、バタートーストとベーコンエッグなどシンプルですが、朝ごはんの用意をしながらお弁当を作るときに、ガスコンロをお弁当のためだけに使えるのがいいですね。
また食パンだけでなく、クロワッサンやカレーパンといった市販のパンを温め直して、できたての味に近付けることもできます。
ハイブリッドオーブントースターのメーカー希望小売価格は3万7800円ですが、家電量販店などでは2万4300円ほどで売られています。一度にたくさんのパンを焼きたい人や、パンを焼くだけじゃなくてオーブン感覚で活用したいという人は、このモデルを選べば大満足できること必至です!
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(取材・文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。