焼いた豚肉をお皿に移したら、ラップをかけて電子レンジ(500W)で2分半加熱します。
今回は800gだったので2分半という加熱時間にしましたが、500gのときは2分で構いません。
片面を加熱し終えたら、裏返してさらに2分半加熱します。加熱時に出てきた肉汁は捨てずに残しておきましょう。
■クッキングホイルに包んで保温
加熱し終えたら、豚肉をクッキングホイルでしっかり包み、10分以上保温します。
クッキングホイルで保温することで肉汁が落ち着き、予熱で肉の中心まで火が通るんです。より保温性を高めるのであれば、クッキングホイルの上からタオルでぐるぐる巻きにしてもいいかもしれません。
■2~3mmの厚さにスライスすれば完成!
保温し終えたら、クッキングホイルを外し、なかまで火が通っているかを確認します。確認方法はいたって簡単。豚肉の一番厚い部分に竹串や菜箸を挿してみて、透明な肉汁が出ればOKです。赤い肉汁の場合は、もう少し時間を置いたほうがいいでしょう。
あとは、2~3mmの厚さにスライスします。少し時間を置いたので、切っても肉汁が流れ出て来ず、内側までいい具合に火が通っていますね。肉の形状にもよりますが、今回は800gで2分半ずつの加熱がベストだったようです。
食べるときは、加熱時に出てきた肉汁を上からかけるのが一番シンプルな食べ方です。あとは、おろしポン酢やゴマだれ、ハニーマスタードソースを使うのもいいですね。
ハニーマスタードソースは、同量のはちみつ、粒マスタード、醤油、レモン汁を混ぜるだけ。大さじ2杯分ずつくらいで作れば、800gのローストポークにはちょうどいいでしょう。
仕上がったローストポークは、しっとりしていて、1時間以内で作ったとは思えないほどジューシーです! 塩をしてからあまり時間はおいていませんが、全体的にまんべんなく塩味がついています。「肉を食べている!」という感じがあって、気持ち的な満足感も高いメニューですね。
今回、輸入ものを使ったので臭みが気になるかと思いましたが、にんにくや香辛料をきかせていることもあり、さほど気になりませんでした。もし気になるのであれば、そこは肉汁だけでなく、ソースのチカラを借りたほうがいいかもしれません。
家族はもちろん、来客にも喜ばれること間違いなしのローストポーク。見た目にもハレの日感を演出したいときに、ぜひ作ってみてください。
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(取材・文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。