新たにメルセデス・ベンツのラインナップに加わった「GLEクーペ」は、SUVとクーペのクロスオーバーモデルです。そう聞いて、スタイルや車格がすぐに思い浮かんだなら、かなり熱心なメルセデスファンだと思います。
何しろ、近年のメルセデスは、積極的に車種ラインナップの拡大を進めており、本流であるフォーマルなサルーン系モデルに加え、よりパーソナルでカジュアルなSUVや、スタイリッシュさを押し出したクーペモデルが続々とデビューしています。
では、GLEクーペはどのようなポジションにあるモデルなのでしょう? ベースは「Mクラス」の流れを汲む大型SUVとして2015年にデビューした「GLE」で、そこに、クーペと呼ぶにふさわしいスタイリッシュな内外装を与えたモデル、といったところでしょう。
と、アタマの中で整理しつつ、メルセデスAMG「GLE43 4マチック クーペ」と初対面となりましたが、驚いたのはその車体サイズ…、ではなく、見た目やネーミングから想像するよりも、はるかに上品な振る舞いでした。
■スタイリッシュなフォルムにふさわしい上質な走り
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