ボルドーは、交通の便がいいだけじゃありません。ワイナリーまで足を運ばずともワインが堪能できるスポットが、ボルドーの街の中にあるんです。
2016年6月1日、「La Cité du Vin」(ラ・シテ・デュ・ヴァン)がボルドーにオープンしました。
ボルドーが誇るワインの総合施設で、ボルドーだけでなく、世界各国のワインのことを色々な角度から楽しみ、学ぶことができます。
ラ・シテ・デュ・ヴァンには市街を走るトラム(路面電車)で行くことができます。しかも、停留所の目の前! 交通アクセスは抜群です。
TGVの停まるボルドー・サン・ジャン駅からトラムC線に乗り、途中のカンコンス広場でB線に乗り換え、Bassins à Flot駅で下車します。
さて、いよいよラ・シテ・デュ・ヴァンへ。
入口で荷物チェックを受けたら、受付カウンターで入場チケットを買いましょう。大人1名20ユーロです。
このチケットがあれば、パブリックエリアの展示を見ることができ、展望台にも上れます。
見逃してはならないのが、19のテーマのメイン展示です。専用カウンターで携帯端末とヘッドホンをもらい、日本語バージョンに設定してもらいます。これで、音声も説明表示もすべて日本語になります。ありがたい!
見たり、聞いたり、匂いを嗅いだり、触れたりして、あちこち見ていくと、けっこう時間が経っています。
少し疲れてきたし、展示に刺激され、ワインも飲みたくなってきました。
ひと休みするために、いったん総合受付のフロアに戻り、展望台行きのエレベーターに乗りましょう。8Fフロアで降りると、眼下にガロンヌ川が見下ろせる展望台があります。
ぐるりと回ると大きなテイスティングカウンターがあります。
ここで好きなワインを1杯だけ試飲できます。珍しい国のワインもありますので、あとで後悔しないよう、慎重に選んでください。
展望台フロア行きのエレベーターに乗る時も、カウンターでワインをもらう時にも、入場チケットの提示が必要です。チケットは、なくさないようにするのはもちろん、すぐに取り出せるようにしておくことをおすすめします。
ガロンヌ川を眺めながらワインを飲み、ホッとひと息。
ラ・シテ・デュ・ヴァンの建物はユニークな外観をしていますが、上から見下ろしても不思議な形をしていました。
お腹が空いたら、7Fにある展望レストランに行ってもいいですね。
もっと手軽に済ませたいなら、グラウンドフロアの総合受付の前にもカフェレストランがあります。
カフェレストランの手前には、世界80カ国から集められたワインが壁一面に展示されたスペースがあり、ここも必見。一部のワインは購入可能です。
カフェレストランの隣にあるスーベニアショップは、ワインに関するありとあらゆるものが売っていて、お土産探しにもってこいです。ワインコスメもありました。
建物内には、総合受付とは別のツアーデスクがあります。ここで周辺のワイナリーツアーを申し込んだりできますので、展示を見て急にワイナリーに行きたくなっても大丈夫。
ここからフェリーも発着していますので、クルーズも楽しいかもしれませんね。
住所:134 Quai de Bacalan, 33300 Bordeaux