家電好きはタマらん!“台湾の秋葉原”「三創生活」とは?


光華商場はPCショップが多数入ったビルで、台湾の自作PCユーザーにはおなじみだそう。このエリアは周辺にも多くのPCショップが並び、まさに秋葉原を想起させる。

今年の5月15日にオープンした「三創生活」は、国内外の家電メーカーの直販ショップやショールームが入った商業施設で、地上12階、地下6階建てというケタ違いの規模に驚かされた。訪れたのは日曜の夕方だったこともあり、入場規制されるほどの盛況ぶりだった。

最新テクノロジーを気軽に体験できる
ビルの内部はオシャレで、日本の大手家電量販店とは大きく異なる。
蔦屋家電のようなコンセプトショップ的な雰囲気と、家電量販店ならではの品揃えの良さを併せ持った印象だ。


1階には台湾のメジャーな通信事業者のショップ、Intelなどの半導体メーカーやAndroid製品のショールームがあった。

とくに、Intelのショールームは、3面ディスプレイによるゲーミング環境を構築しており、レーシングゲームがプレイできるので、子ども達で大賑わい!いずれのフロアのショールームも最新製品を自由に試せるようになっており、気に入った製品があれば各店舗もしくはフロア総合のレジで購入できるようだ。

ASUS初のコンセプトショップも登場
2階にはスマホの周辺アクセサリーがフロア中央に広々と展開されており、その周囲にさまざまなPC、スマホ、タブレットメーカーのショールームが並ぶ。

なかでも、ASUSは自社として“世界初”のコンセプトショップを出店しており、最新機種のタッチアンドトライに加え、自社のスマートウォッチ「ZenWatch」のプロトタイプを展示するなど、これまでにない試みをこの店舗で展開している。

日本ではPCメーカーのショップといえば、ギークな層が訪れる印象だが、ファミリーで使うことを前提としたアイテムのラインナップが多く、実際に家族でPCやタブレットを見ている人が多かった。

「PCショップ然としてしまうと、製品を身近に感じてもらえないので、展示するアイテムのラインナップを考慮した。内装は木を多く使うなどして北欧っぽさを意識」(現地のPRマネージャー談)したそうだ。

日本メーカーのショールームも多数揃う

3階では、日本でもおなじみのメーカーのカメラを取り扱う。

キヤノン、ニコンなどには人だかりができており、日本と同様、リコーの「THETA」やドローンは台湾でも注目されているようだ。

4階では写真の現像所やカメラの周辺機器が多数並び、このあたりはカメラ上級者向けのフロアなのだろう。

今回は時間の都合で4階までしか回れなかったが、オーディオ、ゲーム、おもちゃなど、家電と名の付くものはすべてこのビルに集結している。

個人的に気になったのは飲食店で、地下のフードコートには関西で有名なお好み焼き屋の「ぼてぢゅう」が出店していたり、1階には台湾で人気のティーショップ「happylemon」や、おなじみの「スターバックスコーヒー」など、飲食店も充実している。

日本ではできない体験が楽しめる「三創生活」。台北を訪れる機会があれば、ぜひ一度足を運んでみてはいかがだろうか?

店舗情報
三創数位生活園区(三創生活/SYNTREND)
住所:台北市中正區市民大道三段2號
営業時間:週日至週四 11:00-22:00,週五至週六及國定假日前夕 11:00-22:30

(文/今西絢美)

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