世のスポーツカー好きが…、いや、普通のクルマ好きでも…、いやいや、特にカーマニアでなくとも、鑑定眼に秀でたいわゆる目利きなら、自分の手元に置いておきたい“アイテム”のひとつが、アルファロメオ「4C」であり、そのオープンモデル「4C スパイダー」でしょう。
1960年代の伝説的なスポーツカー、アルファロメオ「ティーポ33」の現代版と謳われる4C/4Cスパイダーは、なるほど、雄々しく美しい。惜しむらくは、フランコ・スカリオーネの手になる「33ストラダーレ」に見られた、天才のひらめき、即興と官能、そしてある種の儚さ…、そういったウエットな要素が排除され、生一本にスポーティにまとめられていることだ…と、蘊蓄野郎の自分が心の中で叫んでおりますが、それはともかく、2011年にコンセプトモデルが披露され、その2年後に“まんまそのまま”といったイメージでアルファ4Cの市販が始まった時には、世界中のアルフィスタこと熱烈なアルファロメオファンが喝采を叫んだものです。そして翌年にはスパイダーが追加されました。
■アルファロメオならではのエンジン音に気分が盛り上がる!
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