“ずんだ餅” のおもな材料は切り餅と冷凍枝豆。今回は、クックパッドのレシピを参考に作りました。
ほかに、枝豆をすり潰すためのすり鉢が必要です。小ぶりのすり鉢なら500円程度で買えるので、スーパーや雑貨屋で探してみてください。
まず、餅に乗せる「ずんだ餡」を作っていきます。
冷凍枝豆を流水解凍し、さやと薄皮を取り除きましょう。豆をすり鉢に投入し、砂糖を加えながらすり潰していきます。今回は塩ゆでの枝豆を使っているので、塩は加えなくてもOK。また、市販のずんだ餅が甘過ぎて食べられない、という人はここで砂糖の量を少なめにするのがポイントです。
豆がペースト状になるまですり潰すのは、結構骨の折れる作業。筆者の感覚だと、すり鉢全体をかき回すのではなく、豆ひと粒ひと粒を押し潰すイメージですりこぎ棒を動かすと、うまくすり潰せた気がします。
一説によると、ずんだ餅の語源は、豆を潰す意味の “豆打(ずだ)” がなまって “ずんだ” になった、とも言われています。どうしてもすり潰すのが辛い場合はフードプロセッサーを使うのもアリですが、昔ながらの方法で作ったずんだ餅は格別のおいしさですよ。
このくらい細かくすり潰せば、ずんだ餡はできあがりです。次に、土台となる餅を調理していきます。耐熱容器に餅を入れ、ひたひたになるくらい水を注いだらレンジで3~4分温めます。
餅が柔らかくなったら、ずんだ餡と合わせていきます。
ここで、ずんだ餡を餅にきれいに “乗せる” 方法を紹介しましょう。まず、平らな場所にラップを敷き、その上にずんだ餡を広げます。
次に、ずんだ餡の上に餅を乗せ…
そのままラップで包みます!
これで、ずんだ餡を餅の上に均一に乗せることができました。
今回は4個のずんだ餅を作る予定でしたが、餅1個にたっぷりずんだ餡を乗せたため、3個になってしまいました…。
ペースト状にすり潰したのに、枝豆の食感が残っているから不思議! 噛めば噛むほどに砂糖の甘さが口の中に広がり、食べごたえ抜群の一品でした。
“ずんだ餅” の名付け親は、かの有名な伊達政宗公という説があります。真意はさておき、政宗が料理男子だったのは史実だそう。仕事のできる男は料理ができる、というのはあながち嘘じゃなかったんですね!
「おつまみ用に買った枝豆が余った」「お正月用の切り餅が処理できない…」そんなときは、歴史に思いを馳せながらずんだ餅を作ってみませんか?
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(文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
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