さて、まずはハンディスタビライザーなしでどのくらいブレるのか見てみましょう。今回使用したのは筆者私物のiPhone 7。光学手振れ補正機能が付いているので、じっとしていれば、ブレのすくない綺麗な動画が撮影できます。
<静止してiPhone 7で撮った動画がこちら▼>
しかし、動いて撮影するとそうはいきません。
<iPhone 7を持ってダッシュしてみたのがこちら▼>
船酔いしそうですね。視点がかなり中央から移動しています。
■その1:ブレンボ―で撮ってみた
まず試したのは、バランスボディ研究所が直販サイトなどで販売する「ブレンボー by StayblCam」(1万2800円/税込)。棒状の本体をシャキーンと伸ばして使います。
「シャキーン!」
伸ばしたときの最長は115cm。スティック中央にあるグリップ部分で全体を支えましょう。本体下部が重りになっているので、意外と簡単に扱えます。
上部には、細い溝と太い溝が十字に入っています。iPhone 7の場合は、細い溝の方にはめ込んで装着できました。
挟んだだけで、かなりしっかり固定されます。逆さにしてもぜんぜん落ちませんでした。ちなみに、先端のスマホホルダーを外すと普通のカメラも固定可能です。
<ブレンボ―でダッシュした映像がこちら▼>
アナログのスタビライザーとは言え、かなりブレが軽減されているのがわかります。視点はやや不安定ですが、筆者が扱いなれていないことも考慮に入れてください。
構造上、動き始めや停止の際に「ピタッ」と動作を切り替えられないという注意点もあります。しかし、高い位置や低い位置からの撮影も行えることや、充電が不要なことはブレンボ―ならではのメリット。携帯しやすい形状も好印象です。