ラストは本命、DJI製の「OSMO mobile」(Amazon.co.jpで参考価格3万7800円)。ドローン開発で培った技術が使われています。
こちらも電動ですが、専用バッテリーを採用。充電は本体に直接ケーブルを挿して行います。予備バッテリーを購入しておけば、ハンドル下部から交換可能です。
まずはホルダー部分のネジをぐるぐる回して、スマホを固定。
スマホの位置や、アームの長さを調整して、傾きが水平になるようにバランスを整えましょう。
水平になったら、右側面にある電源ボタンを長押ししてオンにします。
OSMO mobileは上下だけでなく、左右の向きのコントロールも電動で行えます。ハンドル部左上の大きなボタンのようなスティックを動かしてコントロール可能。
使用する際には、スマホに専用アプリ「DJI GO」をインストールしておきましょう。アプリから機器とBluetoothペアリングを行うことで、さまざまな撮影機能を利用できるようになります。
ちなみに、iPhoneを縦向きで画面ロックしていると、OSMO mobileで撮影した動画が横向きになってしまいます。撮影時には、画面を回転できるようにしておきましょう。
<OSMO mobileでダッシュした映像がこちら▼>
着地の衝撃が少し気になりますが、視点の安定具合は素晴らしいですね。普通に歩いて撮影する場合には、今回紹介した3製品のなかで、ずば抜けて安定していました。特に横を向いて歩きながら撮影するようなシーンでも滑らかに撮影できるのは同機のメリットです。
機能が豊富な分、全体像を把握するまでに手間がかかりますが、使いこなせば最強なOSMO mobile。ただし、注意点としては、購入後にファームウェアのアップデートをしないと動作がカクカクしていて使いものになりません。アップデートすれば、滑らかに使えるようになるので、予め把握しておきましょう。
ちなみに、スマホを使った動画撮影では「なるべく動くな」「ゆっくり動け」という2つが基本。本記事では検証のためにあえて走っていますが、ハンディスタビライザーの使い方としてはあまり良くないので、ご留意ください。
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(取材・文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。