ヘルシオ ホットクックは、昨年末に2.4リットルの大容量モデル「KN-HT24B」を発売したばかり。従来機ではカレーなら4杯分しか作れなかったのに対し、新モデルでは6杯分まで一度に作れるようになりました。
サイズは幅395mm×奥行き305mm×高さ240mm、重さは約6.1kg。5.5合炊きの炊飯器をひと回りほど大きくしたサイズ感なので、設置するのにある程度のスペースが必要です。また重さがあるので、出し入れして使うというよりは、出しっぱなしにして使うイメージです。
クックフォーミーのサイズは、幅380×奥行き325×高さ350mm、重さは約6.5kgです。こちらもやはり炊飯器よりも大きく、かなり存在感があります。ホットクックが楕円形のフォルムなのに対し、クックフォーミーは球体に近いフォルムが特徴。いずれのモデルもカラーは1色のみとなっています。
■ホットクックは下準備の肉の油抜きもOK
ヘルシオ ホットクックとクックフォーミーは、調理方法に大きな違いがあります。ホットクックは「無水調理」ができるが強みなのに対し、クックフォーミーは「圧力調理」ができるのが強みです。
まずは、調理時間を知るために、今回は両者のレシピブックに出ている「豚の角煮」をレシピどおりに作ってみました。いずれも4人分となっています。
ホットクックのレシピでは、豚肉の油抜きをするところから始まります。
5cm角に切った豚バラ肉としょうが、白ネギ、水を本体にセットし、手動モードにします。「カレー・スープ1-2」に設定したら、設定時間を約30分セットし、スタートボタンを押します。
油抜きを終えたら、内鍋を軽く洗って、油抜きした肉と調味料を本体にセット。ひとつの鍋で下ごしらえも調理もできるので便利ですね。続いて、自動モードで「煮物2-7」にして、再度スタートボタンを押します。待つこと1時間30分、ようやく角煮が完成です。
5cm角の大きな塊のままにも関わらずホロホロに仕上がっていますし、味もよく染み込んでいます。一般的な圧力鍋で作ると、ホットクックよりも短時間で仕上がるものの、赤身の部分が硬くなりやすいので、ちょっとしたコツが必要です。そういった面倒なことはすべてホットクックにお任せできるのが、最大の魅力といえるでしょう。