クックフォーミーは本体だけで61のレシピとその材料が確認できる仕様になっているので、「レシピ」→「メインディッシュ」→「豚肉の角煮」の順に選択して操作を進めます。いちいちレシピブックを開く手間が不要なのは便利です。
「4人分」を選択してOKボタンを押すと調理時間が表示されるので、再度OKボタンを押します。続いて「下準備」の一覧に材料が表示されたら、指示通りのサイズ・分量を用意しましょう。
ちなみに、調理前に油抜きをするホットクックに対し、クックフォーミーは油抜きをせずに調理するレシピとなっています。豚肉も「2cm厚に切る」と書かれており、ホットクックより小さな塊に切らなければなりません。
準備を終えたらOKボタンを押し、確認画面で「はい」を選択してOKボタンを押します。続いて、すべての材料を鍋に入れ、OKボタン→「はい」の順に進みます。あとは、フタを閉めて固定し、予熱が完了するのを待ちます。今回は5分ほどで予熱が完了し、そのあと圧力調理が開始しました。
途中、圧力がかかり始めると「プシュー」と音が出始めます。この感じは圧力鍋で調理するときとまったく同じです。
圧力調理が終わったら、OKボタンを押してフタを明け、浮いた油を取り除きながら煮詰めていきます。煮汁と油をやや判別しにくいので、表面の煮汁は多めにすくい取るといいでしょう。煮詰め作業が終わるとブザーが鳴り、角煮が完成します。
仕上がった角煮を食べてみると、やはりこちらもほろほろに仕上がっています。しかし、最後に煮詰めているとはいえ、ガス火で作ったときのような照りは出にくいようです。味の染み混み具合はもうひと息の印象ですが、圧力鍋のようにこまめに火加減を調整する手間が省けて20分でここまでできれば、かなり満足度は高いです。
■ホットクックの「無水調理」で肉じゃがに挑戦!
ホットクックの特徴でもある「無水調理」は、水を入れずに食材の水分だけを使うので、野菜に含まれるビタミンCや葉酸などの栄養素を摂取しやすいんです。そんな無水調理の良さを確認するためにレシピにある「肉じゃが」を作ってみました。
無水調理をするときには、本体に「まぜ技ユニット」をセットします。これはメニューに合わせて最適なタイミングで具材をかき混ぜてくれるもので、食材に味を馴染みやすくしてくれます。
また、フタにある円錐の突起は「旨みドリップ加工」と呼ばれ、この突起によって食材から出た旨みを含んだ蒸気が水滴になって鍋に戻る仕組みです。料理に素材の旨みが残ることで、必要最低限の調味料に抑えられることも無水調理の特徴なんです。
鍋に野菜の半量→牛肉の半量→残りの野菜→残りの牛肉→調味料の順に入れたら本体にセットし、自動モードの「煮物2-1」にセットしてスタートボタンを押すと調理開始。あとは35分待ちましょう。
でき上がった肉じゃがは少し煮崩れしてしまいましたが、水分もしっかり出て、味もよく染み込んでいます。見栄えを重視するなら、じゃがいもは煮崩れしにいくいメークインを4つ切りくらいの大きめにカットしたほうが良さそうです。