SH-N01は、楽天モバイル、IIJmio、イオンモバイルが、SIMとセットで販売する端末として取り扱っています。量販店で単体でも購入できますが、その場合の実勢価格は3万2790円(税抜)。楽天モバイルでは2万4800円(税抜)、IIJmioでは2万5800円(税抜)なので、MVNOで購入したほうがお得のようです。
さっそく、このSIMフリーのケータイを使ってみました。今回は、BIGLOBE SIMの音声通話SIMを挿して使いました。SIMフリースマホと同じように、手動でAPN(アクセスポイントネーム)を設定できる仕様ですが、実際には自動で設定されました。楽天モバイルやIIJmioなどの取り扱いMVNOでなくとも、主要なMVNOであれば、自動で設定されるようです。
■Google Play非対応で、「LINE」も使えない
SH-N01には、AndroidをベースとするOSが搭載されています。ただしGoogle Playには非対応。Googleアカウントも設定できません。パソコン向けサイトを見たり、Wi-Fiに接続したりといったことはできますが、基本的には従来の「ガラケー」に近い仕様です。
大手キャリアが販売する最近のケータイは、Google Playには対応していないものの「LINE」アプリを使える機種が増えています。しかしSH-N01では「LINE」は使えません。当然のことながら、@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jpなどのキャリアメールも使えません。よってメッセージのやり取りには、携帯電話番号を宛先にする「SMS」か、自分でアカウントを設定する「PCメール」を使う必要があります。
■文字入力はスマホよりもしやすいかも!?
筆者は「PCメール」にGmailを設定して使ってみました。「PCメール」には複数のアカウントを登録できるので、自宅のパソコンで使っているプロバイダのメールや、職場の規約上で問題がなければ、仕事用のメールアカウントを設定することもできます。
実際にメールを使って、感じたことがあります。それは「ケータイって、こんなに文字を入力しやすかったのか!」ということ。
筆者は、ガラケーからスマホの乗り換えて久しいのですが、いまだにタッチパネルでの文字入力が苦手で、誤入力を頻発してイライラすることも。今回、久しぶりにダイヤルキーで入力しましたが、意外にもその感覚は忘れておらず、すぐに片手でスムーズに入力できるようになりました。
SH-N01では、「S-Shoin」という日本語入力エンジンが採用されていますが、語彙が豊富で、予測変換も賢く、かなり使いやすい印象を受けました。