全体的に薄い緑色、明るいところでは白色にさえ見える特徴的なボディです。素材はポリカーボネートで蓄光素材が含まれています。ポリカーボネートは耐衝撃性に優れた素材として有名ですね。落下衝撃やクルマに踏まれても壊れません!的な丈夫さです。それでいながら軽量で単三電池3本を含む重量は約176gしかありません。
ボディの全長は156mm。ヘッドからテールまで凹凸はあれどほぼ同じサイズの40mm。ライトは順手持ちし、親指が自然とスイッチボタンにかかります。スイッチはリバース式のプッシュスイッチで、クリック音がするまで押し込むとHiモードで常時点灯します。点灯後、半押しを繰り返すことでHi→Low→点滅→Hi…の順でモードが切り替わります。メモリー機能は無く常にHiモードで点灯します。
風防レンズはボディ同様ポリカーボネート製。落として割れるようなことはありません。リフレクターは鏡面リフ仕様。リフレクター自体は比較的浅いですね。LEDの仕様に関して記載が無いので分かりませんが。恐らくXP-G2かなぁと思います。
ライトを上から見るとこのような形をしております。ボディ径は40mmありますが、幅自体は21mmしかありませんので握りやすく扱いやすい形です。卓上などに置いた時もコロコロと転がらないのもメリットです。樹脂製ボディのライトは形に自由度があるのが特徴ですね。
電池の出し入れはテールキャップを矢印の方向にひねってあけます。結構派手な音を立てますがご心配なく。
テールキャップには不用意に開けられないようにする為のロック機能があります。付属するストラップの先端にある突起で回すことができます。マイナスドライバー等でも操作可能です。実は同じ形のモデルで防爆仕様の物があり、それに準じたものだと思います。ただし、この3310は防爆認証は取得していません。
使用電池は単三アルカリ乾電池3本。ストリームライトの「プロポリマー HAZRO IEC」に似ていますね。テールキャップとボディは樹脂のケーブルで繋がっていて、テールキャップの紛失を防ぎます。
蛍光灯下にしばらく置いておいても充分に蓄光します。暗所では上の写真のように緑色に光ります。ボディ全体が光りるのでなかなかインパクトがあります。これなら暗所でライトを見失わずに済みますので防災用のライトとしては最適ではないでしょうか。
基本的に集光照射です。中心が明るく、薄い周辺光が発生します。この周辺光が存外広く、手前から奥まで広く照らせます。リフレクターは浅いですが光源が小さく、リフの幅が比較的広い為にこのような配光になるのだと思います。
この樹脂製ライトですが、ボディの全長が意外と短くコンパクト。小さ過ぎず、大きすぎない絶妙な感じ。主要なターゲットユーザーは産業系や消防などプロフェッショナル向けのアイテムではありますが、この優れた蓄光能力は実に魅力的です。昼の間に充分蓄光させ、夜は枕元に置いてぼんやり緑に光るライトをしばし眺めて眠りに付きたいくらいです。(アカリセンター価格:5886円)
>> 連載[Gear Maniax]
[関連記事]
シン・ゴジラver.も登場!Reebok×ゴジラがカッコいいぞ!
ハンディサイズでどこでも使えるバッテリー搭載モバイルプロジェクター
照射角度は自由自在!防災時にも心強いコンパクトなマルチ投光器
(文・写真/アカリセンター・HATTA)
通販サイト・アカリセンターで懐中電灯の専門販売員をしておりますHATTAと申します。世界中の懐中電灯やギア物をお客様に紹介しております。ブログも絶賛更新中!
>> アカリセンター
- 1
- 2