▼MYSミスティック「Registro」
J-cabin Mini Wと同じMYSミスティックの軽キャンパーですが、こちらはボディ後方を完全に架装したキャブコンタイプ。上の写真を見ると分かるように、全幅を1770mmまで拡大しているため、ベースは軽自動車ですが、白ナンバーのキャンピングカー登録になります。
ハイエース、あるいはトラックのカムロードを架装したキャブコンだと車幅があり過ぎて怖いという人も多いはず。でもこれは日産ジューク(1765mm)やトヨタC-HR(1795mm)などのコンパクトSUVとほぼ同じ幅なので、運転に自信がない人でも安心して乗れそうです。
J-cabin Mini W同様、スライド式のバンクベッドが備わるほか、ソファ部分もベッドにできるので、就寝人数は大人2人+子供2~3人。ファミリーキャンプにも対応できますね。
>> MYSミスティック
▼AUTOONE「Turerunder(つれるんだー)」
釣りに的を絞り、さまざまな装備を盛り込んだ車中泊モデル。ベース車はスズキエブリイターボの4WDで、インチアップを施し悪路でも躊躇なく入っていけるようにしてあります。
最大就寝人数は2人ですが、釣り道具をたくさん積む人だと寝るのは一人しか難しいかもしれません。でも天井にロッドを収納できたり、濡れたものをかけておけるスペースを設けたりと、釣好きに嬉しい装備が充実。
ルーフにはカヌーやボートを載せられるので、湖での釣りや海での釣りにも対応できます。軽自動車はスペースが限られいるので豪華さなどでは大型のキャンピングカーに敵いません。でも目的を割り切れば、かなり便利なキャンピング仕様車ができるのですね。
>> AUTO ONE
▼バンショップミカミ「テントむし」
軽自動車ならではのコンパクトさを生かしながら快適性も高める。この難しいテーマに挑戦しているのがテントむしです。ポップアップルーフが平らな作りになっているので、格納したときの全高が1980mm。快適性を追求したモデルは全高が2500mm近くあるものも珍しくないため、この設計はかなり優れもの!
インテリアは写真のように後部座席が横向きになるSタイプと、前向きになるFタイプから選べます。ファミリーだと前向きがベストですが、1人で使うなら後ろはリビングと割り切って横向きを選びたいところ。ソファ下は収納スペースになっています。後ろのソファは跳ねあげて荷室スペースにすることも可能です。
ポップアップルーフ部は1830mm×1100mm。リビングスペースはソファをベッドに展開できます。気分によって寝る場所を変えたりするのも、長旅の楽しみにできそうです。
>> バンショップミカミ
スペースが限られる軽キャンパーですが、ビルダーのアイデアと技術で快適に過ごせるモデルはたくさんあります。しかもこのサイズならキャンプ場や釣り場などへの細いアプローチも怖くありません。日本にピッタリな軽キャンパーで、いつものキャンプとは違うアウトドアライフを楽しんでみませんか?
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(取材・文/高橋 満<BRIDGE MAN>)