キャンピングカーはなんとなく「室内で寝られて炊事もできるクルマ」とひとくくりにしてしまいがち。ところがキャンピングカーにはいろいろなジャンルがあり、ベースとなるクルマも変わってきます。ここで、人気の2タイプを紹介しましょう。
▼キャブコンバージョン(キャブコン)
キャビンの後ろにキャンピングカーとしての居住スペースを架装したタイプ。一般的にトヨタカムロードなどのトラックをべースに作られます。魅力は広さを最大限に活かした居住スペースの快適さ。大勢で過ごせる豪華なリビング、常設ベッド、キャビン上に設けたバンクベッド、さらにトイレやシャワーもついています。
▼バンコンバージョン(バンコン)
バンをベースに、2列目席より後ろにリビングスペースやベッド、シンクなどを架装したタイプ。トヨタハイエースや日産NV350キャラバンなどの1BOXタイプをベースに製作されますが、最近ではミニバンをベースに架装したバンコンもあります。スペースに限りがあるためソファとベッドを共用するのが一般的。ルーフが上がってテントになるポップアップルーフを取り付けたものもあります。なお、1BOXの運転席から後ろをカットし広大なリビングスペースを架装したものは、小型のキャブコン扱いになります。