ちなみにナイフは付いていませんがノコギリは付いています。この時点でどうかと思いますが、確かにナイフは付いていません。代わりに同ブランドの定番マルチツール「WAVE」等で定評のあるハサミが付いています。「切る」という至極普通の仕事をこの小さなハサミに託さなければならない状況こそがオカシイと思うのですが、その議論は尽きないので止めときます。
我が家ではナイフ付きのREBARがホームツールとして大活躍中です。主な仕事は通販で注文した品物が入った箱の開梱・分解、子供のプラレールの電池交換、どういう訳かしばらくするとガタつくスウェーデンブランドの家具のマシ締めなどなど。
嫁さんがキッチンにあった缶切りを無くした時、工具箱の中から取り出したREBARで開けてやったら本当に嫌そうな顔をしていました。ダンボールを開梱するときはナイフではなく缶きり部分でやってますからね(笑)。
さて、切ることを任されたこの小さなハサミですが、切れ味は決して悪くありません。帆布だって切ろうと思えば切れます。意外とサクサク切れるので頼りにならないわけではないんです。ですが、複数あるツールの中からこのハサミを取り出すのは少々面倒です。
ちなみにREBARにはロック機能があります。この部分を押しながらツールを畳まない限り、ツールが畳まれることはありません。分かり易く、そして安全です。
ハンドルはちょうどいいサイズだと思います。デザイン性に溢れたものではありませんが、小さすぎず、大きすぎない。そんなサイズ感と日常で使えるオーソドックスなツールが魅力のマルチツールです。
ナイフが付いていないことを魅力と感じるか、不足と感じるかはユーザーの認識に大きく因るものだと思います。ただ、現在はナイフに対して過敏なほど嫌悪されたイメージがありますので、「携帯したいんだ!」と強く思うユーザーであればナイフレスを選ぶのは、ひとつの理由になるとは思います。
折り畳めばコンパクト。さほど重くもなく本当に優れた “携帯マルチツール” だと思います。しかし、結局のところ、ナイフが無いことが免罪符になるわけではありませんので、時と場所を注意して使うことをおススメします。(アカリセンター価格:1万2312円)
>> 連載[Gear Maniax]
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(文・写真/アカリセンター・HATTA)
通販サイト・アカリセンターで懐中電灯の専門販売員をしておりますHATTAと申します。世界中の懐中電灯やギア物をお客様に紹介しております。ブログも絶賛更新中!
>> アカリセンター
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