「WorldCard Scan」では、名刺を “スキャン” することで、「Eight」では撮影した名刺を、オペレーターが “手入力” することでデータ化します。それぞれの読み取り精度が、どの程度のものか、見比べてみましょう。
スキャナーでデータ化したのがコチラ▼
名前、会社名をはじめ、住所や電話番号もしっかりデータ化されています。読みにくい名前にも、正しい読み仮名を当てられていました。また、役職名も正しく入力できている点から、読み取り精度の高さを感じられます。
ひとつ残念だったのが、苗字の読み仮名が間違っていた点。この画面からはデータの修正が可能なので、後で直しておきました。
アプリでデータ化したのがコチラ▼
手入力のため、“情報が正しく反映されないのでは?”と不安に思いましたが、メールアドレスや電話番号など、複雑な情報にも入力ミスはありませんでした。
しかし、ひとつ気になったのが、住所欄に郵便番号しか記載されていない点。どうやら、有料サービスに入ってないと、ユーザーの混み具合によって、入力データが制限されるようです。試しに、同じ名刺を後日再撮影したところ、今度は住所が反映されたデータが送られてきました。
ちなみに「Eight」では、入力したデータに「企業ページを見る」というアイコンが表示されます。これをタップすると、その企業に所属する人の一覧が表示され、名刺交換のリクエストを送信できる仕組みです。
【結論②】読み取り精度は同程度
「WorldCard Scan」も「Eight」も、読み取りの精度は同程度。「WorldCard Scan」では苗字の読み仮名が間違っていましたが、元々名刺には記載されていなかった項目なので、スキャンの精度には問題がないと言えます。ちなみに「WorldCard Scan」の読み取り精度は、日本語の場合90~95%だそうです。ただし、名刺のデザインによっては、正しく読み取りができないこともあります。
一方「Eight」は、名刺をデータ化するだけでなく、同じ企業に務める人の情報も表示してくれます。データ化には時間がかかりますが、人脈を広げたい人には、「Eight」の方がおすすめかもしれません。