ドローンレーサーは、4枚のプロペラを備えた見た目こそ “ドローン” だが、飛行高度は最大で地上60cm。機体に赤外線センサーと気圧センサーを搭載することで、35㎝(または60㎝)の低空を常にキープして飛行するという史上初のメカニズムを搭載。簡単な操作性も注目で、2chの専用ホイラープロポでテイクオフからホバリング、前進後退、左右旋回までを操作。RCカーに近い感覚で、地上スレスレを飛ぶ機体のコントロールを可能にした新しいジャンルのホビーアイテムなのだ。
バッテリー、充電器などを同梱したパッケージで、購入後すぐに遊べるレディセットという内容も、ドローンレーサーの注目のポイント。そして、ここにきて近未来的なフォルムが特徴のボディに、ニューカラーが加わった。
■スペア&オプションパーツでユーザーをバックアップ
フライトを重ねることでパーツが摩耗や破損しても、簡単な分解・装着作業によって、購入時と変わらない性能へと戻せる、というスタンスはRCカーと同じ。レディセットひとつで、チューンナップやセッティングを施す “いじる” 楽しさを持ち合わせた京商らしいアプローチは、ドローンレーサーにも注がれている。
アフター&オプションパーツをはじめ、PCを駆使したセッティングアプリやニューカラーのボディといったアイテムが続々と登場するなか、興味津々のイベントが行われた。
昨年の製品発表の際に公言したドローンレーサーによる “超低空ドッグファイト” がついに実現したのだ。決戦の舞台は、ドローン専用のフライトエリアを常設する日本初のインドア施設「ドローン・サーキット SPLASH 横浜ベース」。Myドローンレーサーを片手に、本格レースを待ち望んだ約40名のユーザーが大集結。京商「ドローンレーサー」が目指すレースプロジェクトの仕掛けがはじまったようだ。
■接触、墜落ありの超低空バトルは見どころたっぷり!
ドローンレーサーのレースは、一般的なドローンとは異なり “超低空” で行われるため、会場には機体特性に合わせた特別コースを敷設。専用のスターティンググリッドをはじめ、ポールを立ててのコーナーセクション、段差付きの障害パート、ラップカウントシステムを設けたレイアウトだ。また競技は、特設コースを3周して競うタイムチャレンジ形式で行われた。