ボディカラーはレスキューオレンジとブラックの2種類。
アングルライトとはヘッドが90度以上曲がるっている、または曲げられるライトで、L字型ライトとも呼ばれます。
このライトは90度どころか180度の可動域を持っています。ライトは上下に動き、任意の角度で使用できます。ボディには、耐衝撃、耐薬品に優れた “スーパータフ” ナイロンポリマー樹脂を採用し、軽量かつ丈夫。角ばっているので転がり難く、置いて使うことも想定されています。
スイッチはボディの中央付近にある黒い大きめのプッシュスイッチ。1回押すとHiモードとサブLEDが点灯。続けて二回押すとLowモードになります。消灯させるには続けて3回押すか、2秒以上連続点灯させた後に1回押すと消灯します。常時点灯した状態でスイッチを長押しするとサブLEDが消灯します。サブLEDを復活させるには同じ動作を繰り返します。サブLEDのON/OFFは記憶されます。当然、英語になりますが、スイッチの操作方法はボディにも書かれているので、分かり易いと思います。
ボディの頭頂部にリングがあり、フックやカラビナに引っ掛け易くなっています。ストリームライト社の参考使用画像では消防服の引っ掛けているものがあります。まぁ、どう使うかはそれぞれなので自由に使ってください。
使用電池はCR123乾電池2本。直列で装填します。
非常にユニークなのがサブLED。ヘッドが水平の状態では青く光ります(写真左)。写真では分かり難いかと思いますが、結構青く光っております。これは後方への存在アピールをする為のものです。結構眩しいくらいの明るさです。そして、ヘッドを90度にアングルさせると青から白に変ります(写真右)。アングルライトとして使うとサブLEDは手元、足元を照らす為のものになる為、青から白に変化するようです。
アングルさせた際のサブLEDの明るさはこんな感じ(写真右)。決して明るくはありませんが足元が確認できる程度です。真っ暗な部屋であればかなり実感できます。足元が見えるか見えないかだけでも明るさの感じ方が違いますからね。これはかなり便利なサブLEDだと思います。
VANTAGE180にはヘルメットアダプターが付属します。取りつけ用のトルクレンチも付属しています。
ヘルメットへの取りつけはイモネジで締めこんでいくタイプ。当然ヘルメットは傷が付きますし、何より「リム」と呼ばれる淵が反り返ったヘルメットでなければ付きません。主に向こうの消防士が被っているハット形のヘルメットに装着することを目的としています。しかし、日本国内で流通するものでもリムが反っているものであれば付けられるモデルは存在すると思います。
なかなかインパクトのある見た目ですが、実際に被った感じはそれほど違和感はありません。このヘルメットアダプターの優れている点はライトのみを簡単にアダプターから外すことができる点。アダプターにレバーがあり、レバーを押し下げながらライトを引き抜くとライトのみを外せます。以前のモデルはそれができないのが難点でした。ヘルメットライトから素早くハンディライトにスイッチできるのは良いですね。
ホルスターは付属しませんが、試しに確認したところ、JETBEAMのミドルナイロンホルスターが使用可能です。結構みっちり入る感じですけどね。
レンズは防傷加工されたポリカーボネートレンズを使用。TIRによる集光されたスポット系の配光になります。
レンズの口径は比較的広く、超スポットなモノが想像されましたが、意外とふわっと広がる配光で驚きました。使用する環境によって感じ方が変わり、屋外の場合、手前から広がる配光ではありませんが、10m付近を広く均一に照らせます。しかもLowモードの100ルーメンでも十分明るく、実用性の高い明るさ設定だと思いました。
MAX250ルーメンでの照射です。明るく感じました。リフレクターモデルのスポットなモノとも違いますし、浅くて小さなオレンジピールのリフとも違う「ちょうど良さ感」のある配光です。無理をせずに、このライトが使われるだろう状況に適した明るさを、必要な距離に向かって照射できる、といった感じですかね。連続点灯させても熱くならないですし、良く考えられたものだと思います。
ランタイムの推移はこんな感じ。初期照度の維持に優れたものです。急激にストンと落ちる系なので予備の電池はもっておきたいところですね。
背面のクリップは左右に若干動かせます。ベルトに挿している時に、少し角度を変えたい! という場合に便利かと思います。かゆいところに手が届くような設定が施されています。
ブラックはタクティカルライトっぽさもありますね。9mmのピストルマグポーチにアングルさせると挿すことができるので、そういった使い方も悪くなさそうです。
1mの耐落下衝撃性能、IPX7の防水機能、必要充分なタフさを備えたボディ。アメリカ本国では消防、警察、産業関係のユーザーをターゲットとしたモデルとなります。
思っていたよりも少しボディがグラマラスかな? というのが最初の印象でした。以前のモデルが左右に2本電池を入れるモデルだったので、それに比べるとやはり直列では長く感じてしまうのだと思います。ただし、重さ自体は電池込みで156gなので非常に軽量。なので、ヘルメットに装着してもそこまで重くは感じないですし、簡単に引き抜いて使えるのは非常にメリットが高い。これまでの固定式のモデルとは大違いです。
消防用、産業用といったイメージの強いストリームライトらしいアイテムです。多機能かつ実用性を持ったモデルのように思えます。どんなことに使おうか? そんな期待を持たせてくれるライトでもあります。(アカリセンター価格:1万3920円)
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(文・写真/アカリセンター・HATTA)
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