腕時計を購入する際、どんな基準で選びますか? もし「なにがなんでもクラシカルな高級腕時計を…」と思っているなら要注意。数十万円かけても、時計は時計です。「ダイビングで使うから」「ステータスや資産に」といったように理由が明確なら良いですが、単に見栄を張って購入するのはナンセンス。それにオーバーホールするとなると、メンテナンス費だって馬鹿になりません。
一方、Apple Watchは最安2万7800円~。GPS内蔵で50mまでの耐水性能を持つ「Series 2」も3万7800円~となっており、非常にお手頃です。また後述しますが、時刻確認以外にも、便利な機能が盛りだくさんとなっています。
ちなみに、Apple Watchは10万円を超える高級モデルも展開。ケースやバンドの高級感にこだわりたい人は、ぜひこちらもチェックしてください。
(2)いつのまにか不規則な生活が改善されるかも!
Apple Watchを語る上で絶対に外せないアプリは、「アクティビティ」です。敢えて断言しましょう。“コレ目当てで買っても損はありません”。
アクティビティは、1日の消費カロリーの目標値を設定し、円グラフで確認できる機能。単純ですが、ゲーム感覚で楽しみつつ、運動量を確保できます。
個人差はありますが、おすすめは1日500~800kcal程度の目標値を設定しておくこと。通勤など、日常動作だけで達成できる値よりも、少し高めに設定することが重要です。筆者は朝30分ほどランニングしたり、帰りの通勤路で1~2駅歩くなどして、運動量を確保するようになりました。
たまに気まぐれで運動するよりも、日々規則正しい運動を習慣づけるのが大人のたしなみ。無理せず長く続けるためには、こうしたゲーム感覚が非常に大切です。
ちなみに、ムーブの値はただ歩くだけでも加算されていきますが、がっつり運動する場合には「ワークアウト」アプリを使用。「室内サイクリング」など、移動しない運動でも、消費カロリーを算出できます。なお、こちらで記録したデータも「アクティビティ」アプリでまとめて管理されます。
さらに1週間や1カ月など、目標値を連続でクリアすると、達成項目ごとに「バッチ」が貰えます。また、アクティビティを共有することで、友人や家族の運動量をお互いにチェック可能。「あいつには負けたくない」というライバルがいれば、自然とモチベーションはアップするはずです。
筆者は仕事柄、さまざまなウエアラブルデバイスを検証していますが、Apple Watchのアクティビティは使いやすさが随一。「最近ちょっと運動不足かも」「今年こそ運動を習慣づけたい」という人に、ぜひオススメしたい機能と言えます。
Appleのフィットネス・ヘルステクノロジー担当ディレクター、ジェイ・ブラニック(Jay Blahnik)氏によれば、「小さな行動の変化でも長期的に続けていくと健康に対して大きなインパクトをもたらすことができます。Apple Watch はその一助となるようデザインされています」とのこと。
筆者は実際にアクティビティを活用していて、運動時間を確保するために「早寝早起きしなくては」「仕事をどうやって効率よく終わらせるか」などと意識するようになりました。このアプリは、正しく運用すれば、不規則な生活習慣そのものを改善できるポテンシャルを秘めていると感じます。