その白いボディですが、実に新鮮です。金属ボディのライトは、ブラックないしはツルテカなアルマイト仕上げのものが多いですよね。表面処理の都合上そのような仕上げになるのは致し方がないのですが、こうして真っ白なボディを前にするとちょっと驚きます。
F1の寸詰まりなコンパクトなボディはなぜかポッテリとした印象があり、テールのスイッチカバーの赤いレンザーのマークが何ともセクシーです。
表面はつや消し加工されており、一応スペックリストではタイプ3のアノダイズドが施してあるそうです。どのような技術か分かりませんが、落ち着いた雰囲気と精悍な佇まいをしたライトです。
レンズはコリメータレンズを使用。フォーカス機能は無く、短焦点。明るさはMAX500ルーメンで、配光は少し狭角。連続点灯時の発熱はややおとなしい感じです。
他のLED LENSER製品のように前後にスライドして配光を変えることはできませんが、下手にそれができるよりも潔いスポットな配光がこのモデルには似合う感じがします。
CR123電池1本使用。電池の取り出しはテールより行います。クリップは着脱が可能です。
全長は88.5mm。非常にコンパクトなので、完全に手の平に隠れるコンシールドなボディです。軽くて持ち運びにも優れ、逆手に持って操作するには少し小さすぎるかな? ってくらいです。注射器を持つ時のように持った方が押しやすいかも。
中心光は明るく強烈な感じ。SUREFIREの「EB1」ほどスポットではありませんが、手元を広く明るく照らすような拡散光ではありません。かなり集光よりの配光です。
黒箱に紅色のライナー。自分が日本人だからでしょうか、日本庭園の脇にある茶屋に日本茶と和菓子が添えてあったら完璧です。なんだか外から見た日本をイメージしたようなデザインに見えました。もちろん、そんな意図はメーカー側には無いと思いますが、勝手ながらそのように感じてしまいました。
オペレーションはF1と同じで多少好みの分かれるところですが、携帯性と明るさに関してはかなり優秀。そして、このデザインが気に入ったらぜひ手にとって欲しいライトのひとつです。(アカリセンター価格:7733円)
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(文・写真/アカリセンター・HATTA)
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