メインコンパートメントへのアクセスは2カ所。ひとつはトップ、もうひとつは側面下部で約1/2ほど開きます。望遠レンズをつけた状態であれば、トップからのアクセスが基本となります。
上の写真は付属するパーテーションをすべて取り除いた状態です。バックの内側は布地で覆われており、分厚いパッドが四方を囲む。大切なカメラやレンズを衝撃や擦れから守ります。フォトリーコンは巨大なレンズケースにスリングをつけたようなバックです。
パーテーションパッドは計4枚。両端に面ファスナーが付いており、バッグ内側の任意の位置に取り付けが可能です。収納されるカメラの大きさやレンズの長さに合わせて自由に仕切れます。
収納するレンズの長さによってはサイドからの方がアクセスしやすいかもしれません。基本的にはトップからレンズを付けたカメラ本体を収納し、サイドからは交換レンズや外部フラッシュなどをパーテーションで区切った部分に収納するようです。
本体外側にはふたつポーチがあり、各種小物が収納可能です。筆記用具やカメラ以外に頻繁に出し入れするものを入れておくのに適しています。またトップにもメディア等を収納するのに適したメッシュ状の収納箇所があります。
ショルダーベルトは幅広く、パッドも充分に入っています。ショルダー部分にもウェイビングがあり、対応するポーチ等の外付けが可能。重たい本格的な一眼レフを収納しても肩への負担は比較的軽減されますが、これに三脚等をくくるとなかなかキツイです。フォトリーコンは「機動性」を重視したスリングバックになるので、リュックタイプのようにしっかりと両肩と腰で支えるようなモデルと比べると厳しい部分があるのも事実です。
ショルダーベルトはバックルの開閉で外せるので、バッグを下ろす際、肩から抜かずに後方に下ろせます。カメラを取り出した後、より素早く身軽に行動するためにバックを下ろしたい、そんな時に便利です。メインのバックルにはロック機能があり、アクシデントによる着脱を防ぎます。
バック全周にわたってウェイビングが施されていて拡張性が望めます。ただし、あまりゴテゴテとつけてしまうと折角の機動性が失われてしまう可能性があります。必要最小限の軽量なアイテムやポーチ以外は取り付けない方がいいんじゃないかなぁ~と思います。
バック自体は1000デニールの厚く丈夫なナイロン布地を使用していますので、決して軽量なバックではありません。さらにそこに一眼レフや交換レンズを収納するわけだからなおのことです。
フォトリーコンを使うのであれば、機動性を活かして颯爽と使っていただくのがカッコいいかと。何よりもこのタクティカルな外観と質感は他の「カメラ専用バック」にはない雰囲気があります。「イベント会場は戦場」と断じて止まない紳士・淑女にお勧めのカメラバックです。(アカリセンター価格:2万3719円)
>> 連載[Gear Maniax]
[関連記事]
突然の雨もシャットアウト!防水で3WAYのカメラバッグに死角なし
こういうの待ってた!スピードアクセスが自慢のシンプルバックパック
(文・写真/アカリセンター・HATTA)
通販サイト・アカリセンターで懐中電灯の専門販売員をしておりますHATTAと申します。世界中の懐中電灯やギア物をお客様に紹介しております。ブログも絶賛更新中!
>> アカリセンター
- 1
- 2