「ROOM」は、iPhone、Androidアプリだけでなく、ブラウザでも利用できます。出先ではスマホで、自宅ではパソコンやタブレットのブラウザで利用できるので、いつでもチェックできるのが利点です。
利用するには楽天ユーザーIDが必要で、IDさえあえばすぐに使い始められます。
基本的な仕組みはTwitterやFacebookと同じ。フォローしたROOMユーザーが紹介する商品が、自分のフィード上に表示されます。その商品に「いいね」をしたり、コメントしたりすることで、ほかのユーザーと交流できます。
とはいえ、私自身はあまり交流することはなく、コメントもフォロワーを増やすことが目的でしてくる人が多いイメージです。
いろいろな人をフォローすると、「こんな商品があったのか」と新たな発見が楽しくなります。普段、楽天市場では、あらかじめ目的を持って商品を探すので、ある程度絞り込んだ情報のなかから選ぶことになります。しかしROOMの場合は、第三者の視点でセレクトされたアイテムが見られます。“キュレーション” の視点で集められたアイテムをチェックできるのは、なかなか楽しいものです。
商品が単体で紹介されているだけでなく、何らかのテーマでまとめられた “コレクション” が多いのもROOMの特徴です。好みの合うユーザーを見つけられれば、より自分好みなアイテムがフィード上に流れてくるようになります。
【その2】誰でも簡単にキュレーターになれる
第三者がセレクトしたアイテムを見られるだけでなく、自分でもアイテムをセレクトしてほかの人に気軽に紹介できるという仕組みは、やってみるとなかなか楽しいものです。
自分がセレクトしたものに対して「いいね」やコメントが付くのはうれしいですし、さらにその商品が購入されると、おすすめしてよかったと思えます。
投稿するアイテムは、自分の購入履歴からピックアップできるだけでなく、ほかの人の投稿を「コレ!」ボタンを押して共有もできます。もちろん、気になっているアイテムを楽天市場で検索して投稿しても構いません。
Web上の写真を集めて自分だけのスクラップブックが作れる「Pinterest(ピンタレスト)」というアメリカ発のWebサービスがありますが、楽天もこのサービスに出資しており、ROOMは “楽天版Pinterest” といった感じです。
筆者は以前からPinterestも愛用しているので、自分の楽しみとして集めたものが、見ず知らずの人にもいいと思ってもらえる仕組みが楽しいと感じています。Instagramで知らない人に「いいね!」がもらえることによろこびを感じる人にもおすすめのサービスだと思います。