続いてのゾーンは緑を基調とした「マッドサイエンティストの研究室~毒を利活用する生物~」です。「バラハタ」や「モンガラカワハギ」、「イソギンチャク」などの海洋生物、毒キノコを食べて自ら毒を持つようになるという「ミツユビハコガメ」や毒持ちの代表格である「コバルトブルータランチュラ」などが展示されてます。
ゾーンの最深部で展示されているのは、実は「もうどく展2」の目玉でもある「シマスカンク」です。スカンクと聞いて思い浮かぶのは強烈なガスですが、実際には悪臭を放つ分泌液を放出します。ご機嫌なのか、ものすごくリラックス(笑)。
シマスカンクのガラスボックスの横には、いやでも目に飛び込んでくる一角が。何とこのコーナーでは、3000種類の香りを操る調香師・匹田愛さんが実際にスカンクの臭腺を嗅いで調合・再現した「スカンクの分泌液の臭い」を体験できます。スカンクが臭いということは知っていても、実際に臭いを嗅いだことがある人はほぼ皆無のはず。そしてそれは自分も該当…ということで、嗅いでみましたよ。…ああ、うん、なるほど(言葉が出ず)。
展示ルートの最後は「レッドゾーン~死亡例のある生物~」。人を死に至らしめたことがある危険な毒性物を展示しています。「アカエイ」や「ドクウツボ」などと並び、意外にも「マゴイ」がメンバー入り(胆嚢が毒として作用するそうです)。またこのゾーンでは、猛毒ヘビの「エラブウミヘビ」の薫製を触ることができます。