奈津子×安蔵靖志の「最新家電」丸わかりニュース:2017年3月

奈津子:シャープの「AIoT冷蔵庫」もかなり興味深い製品でしたね。

▲シャープが2017年3月に発売したAIoT冷蔵庫「SJ-TF49C」(実勢価格35万円)

安蔵:シャープはすでに「ヘルシオ AX-XW300」で「AI(人工知能)」+「IoT(インターネット家電)」を組み合わせた「AIoT」製品を出してますから、今回が第2弾ということになります。

奈津子:音声で買いたい食材や生活用品をメモできる「買い物メモ」や、食材を話すだけでレシピを教えてくれる「献立相談」機能などは便利だなと感じました。

▲「おはなし」ボタンを押して音声認識機能を利用する

安蔵:ちょっと音声認識が甘いかなというのと、買い物メモなどは「しょう油と卵と牛乳と鶏肉」……みたいな感じに複数の品目を一気に認識してくれるようじゃないと使いづらいかなと感じました。

奈津子:確かにそういう部分は感じましたが、着眼点はいいと思います。それに私からの献立相談に対してちゃんと旬の野菜を使ったレシピを紹介してくれたのは感動しました。これならキッチンライフが楽しくなりそうです。

安蔵:買い物メモとか提案してくれたレシピとかは、スマホ・タブレット向けの「COCORO KITCHEN」アプリで確認できるので、買い物や料理がしやすくなりそうですね。

▲スマホ・タブレット向けの「COCORO KITCHEN」アプリで買い物メモやレシピなどを確認できる

奈津子:ただ、シャープの大きな特徴の一つ「メガフリーザー」がベースになっていないところはちょっと惜しいなと感じました。

▲最下段に野菜室を配置するオーソドックスなスタイルを採用。冷凍室を大きくしたシャープ独自の「メガフリーザー」ではない

安蔵:開発期間の問題もあるようですが、冷凍庫が大容量で使いやすい「メガフリーザー」はシャープの強みですから、そこは採用してた方がよりシャープらしい製品になった気がしますね。

奈津子:コミュニケーションロボットの「RoBoHoN(ロボホン)」やヘルシオもそうですが、もう少しスムーズにお話ができるようになることを早急に期待したいです。そうすることで、より普及に弾みが付くのではないかと思います。

■薄型テレビは「音」が進化

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