■見た目は“大きめのマグ”
「炊飯マグ」は、見た目は“大きめのマグカップ”といった商品です。これなら狭いオフィスでも、場所を取らずに収納できます。1合分の米を炊けるので、自宅にいて「自分が食べる分だけ米を炊きたい!」と思ったときも便利そう。
それでは、さっそく調理していきます。
まずは、米をとぎザルで水気を切ります。
次に、米をマグに入れ180mlの水に30分ほど浸けます。「ランチタイムにそんな余裕はない!」と思っても、この行程は必ず守りましょう。実際に30分待たずにレンジで加熱してみたところ、米に芯が残ってしまいました。時間がない場合は、ランチタイムの前に米を水に浸けておくことをおすすめします。
■レンジで7分
米を水に30分浸したら、いよいよレンジで加熱していきます。マグにフタをし、7分間加熱します。
5分ほど加熱すると、お米の炊ける良い香りがしてきます。7分経ってレンジを開けると…
なんと吹きこぼれが! 量的にはそれほど多くありませんが、マグのなかでほくほくとお米が炊かれるイメージがあっただけに、少しショック。掃除が大変そうですが、気を取り直して炊きあがりを見てみましょう。
こちらは及第点。米粒が水分をしっかり吸って、芯も残っていなそうです。このままフタをして、10~15分程度蒸らしましょう。
■仕上がりは“ちょい固め”
炊き上がったご飯を食べてみると、懸念していた芯は残っていませんでした。柔らかめのご飯が好きな筆者としては、「すこし固いかな」という感想ですが、安い炊飯器で炊いたときのような、「ご飯がベチャベチャ」もしくは「芯が残っていてものすごく固い」という事態にはなりませんでした。米の固さは、加熱時間や水の量で調整しできそうです。
「米を30分間水に浸す」「吹きこぼれがある」など、レトルトご飯ほどの手軽さはありませんが、炊飯器なしでも炊きたてのご飯を味わえました。オフィスに“マイ米”をキープしておけば、「自宅からはおかずだけ持参して、米はオフィスで炊く」といったこともできそうです。一人暮らしを始めたばかりの人は、安い炊飯器で失敗するよりは「炊飯マグ」を買った方がコスパはよいかもしれません。
ちなみに、筆者は何気なく立ち寄った雑貨店で「炊飯マグ」を購入。販売価格は1058円でした。ネット通販では、もう少し安く購入できるようです。他にも1合じゃない人向けに1.5合炊きなど、何社かから同様の商品が出ているようです。興味がある人は、ちょっと探してみてください。
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(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
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