パンはサクふわ!フライはカリッ!「ヘルシオ グリエ」で何でもできたてに

■「過熱水蒸気」の力で表面を焼き上げる

「ヘルシオ グリエ」は、水蒸気を加熱して100℃を超えた状態になった「過熱水蒸気」で食材を焼き上げるのが特徴。同社のウォーターオーブン「ヘルシオ」と同じ加熱方式でありながら、コンパクトなサイズ感が魅力です。

筆者も以前からヘルシオが欲しいと思いながらも、やはり大きなオーブンを置くスペースは我が家の台所になく、泣く泣く断念していました。しかし、ヘルシオ グリエならサイズは幅412×奥行315×高さ218mmと、トースターとほぼ同じサイズなんです。
これまではレッドのみでしたが、2017年5月下旬にはホワイト、ブラックの2色が2万台限定で登場するので、台所の家電を落ち着いた色で統一したい人にもうれしいですね。

 

■使うたびに水タンクに水を入れるのを忘れずに

ヘルシオ グリエは、本体上部に水タンクが用意されています。

目盛りに合わせて容器に水を入れ、セット。この水を過熱水蒸気にして食材を焼き上げます。正しくセットすると「ピーッ」と音が鳴り、電源がオンになる仕様です。ただし、電源はオンになるものの、水が足りなくても警告音などは鳴らないので、水の入れ忘れに注意してください。

本体に付属するのは、焼き網とプレートの2つ。パンは焼き網、揚げ物はプレートといったように使い分けます。

また、レシピブックが付属するので、それぞれの料理に合ったモードや加熱時間を確認しましょう。

 

■安売りのクロワッサンが人気ベーカリー並みの仕上がりに!

最初に試したのはクロワッサンです。ベーカリーでなく、スーパーで袋詰めになって売られている普通のものです。

焼き網の上にクロワッサンをふたつのせ、「弱」モードで4.5分にセットします。そして加熱スタート!

ちなみに弱は180℃、中は200℃、強は250℃で、加熱時間は最大15分となっています。

ガラス窓の内側が一気に曇り、水蒸気が出ているのがわかります。

さらに時間が経つと、本体とフタの隙間から水蒸気が漏れてきます。ここから出てくる水蒸気はかなり高温なので注意してください。

調理終了のブザーが鳴ったので、フタを開けてみると…、きつね色に焼けたクロワッサンのお目見えです! このとき、焼きたてのデニッシュ生地ならではのバターのいい香りが部屋中に漂っています。

さっそく食べてみると、表面がサクサクで、なかはしっとり仕上がっていて、スーパーの安売りクロワッサンとは思えません。人気ベーカリーのクロワッサンと言われても、「やっぱりそうですよね」と答えてしまいそう。

また、トースターで焼くと表面が焦げやすいので、加熱を開始してから様子を見なくていい手軽さも普段使いの家電としてはありがたいポイントです。

【次ページ】冷凍食パンもサクサクしっとりに

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